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彼女たちの事情 (光文社文庫)

彼女たちの事情 (光文社文庫)

彼女たちの事情 (光文社文庫)

作家
新津きよみ
出版社
光文社
発売日
2003-03-12
ISBN
9784334734602
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彼女たちの事情 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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ジンベエ親分

17編という、短編集としてはやや短すぎ、ショートショートというには少し長すぎる短編集。小説って短くなればなるほどキレ味が必要で、星新一のショートショートが評価基準になっている自分としてはどうしても辛めの感想になる。良かった(キレ味鋭かった)のは「あなたに借りた本」と「歯と指」の2編かなぁ。前者は結末を読者に読ませながらも、その一歩斜め上に着地する落とし方にニヤリとしながらも、「うわぁ、この先どうなるんだ?」と余韻を引く終わり方で、文句なしに本作中一番面白い。後者は新津らしいシュールさでぞわっとした。

2017/10/17

ブルームーン

17篇からの短編集。17人の「彼女」達のそれぞれの事情。短編集とは思えない程奥の深い話ばかり。やっぱり新津さんの作品はいい。女のいや〜な部分をうまく炙り出し、しかも読みやすい。

2015/10/30

coco夏ko10角

17の作品収録の短編集。女性の心情や女同士の関係による怖さが。どこかで似たようなのを読んだことがあるようなないような…というのがいくつかあったけど、全体的に面白かった。特によかったのは『あなたに借りた本』最後これねー。このあと…。でもここで終わるのが短編としてはいいんだろうな。

2017/12/16

吾亦紅

ショートストーリー17篇。副題にある「傑作ミステリー・ホラー」は、随分と大風呂敷を広げたなと思う。ゾッともしなければゾクっともしなかった。作者の視線が冷たい。女ってこんなんだっけ? 

2021/06/17

kokori (4年ぶりに復活)

1話がすごく短い短編集 いろいろなタイプのミステリー 女の嫌な部分盛り合わせ シンクロニシティはゾッとしたした。注意に注意は面白かった!!こうゆうのすきです。つまらないプライドと仕返しは命とりですね~ (^_^;)

2016/10/08

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