獣人 ―異形コレクション (光文社文庫)
獣人 ―異形コレクション (光文社文庫) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
再読だったが、思いの外楽しめた。狼男みたいなダイレクトな物語は少なく、もっと希少な“獣人”が紛れ込んでいる、といった系統が多かったかな。SFとの境界線上の牧野修『水のアルマスティ』と、猫が何度も生まれ変わって主人を守り続けていく高野裕美子『守護天使』が好み。総じて人間よりも色々な意味において純粋な獣人たちの物語群だった。
2021/03/15
訪問者
書棚の異形コレクションシリーズから未読の1冊を手に取る。黒岩研「まぎれる」、飯野文彦「白い犬」、町井登志夫「蛇」、朝松健「邪笑う闇」、木原浩勝「間人さま」藤木稟「奈落」、菊池秀行「さいはての家」とこの巻も読み応えのある作品が続く。
2023/10/26
あきら
最高デス!
2013/03/16
ひょろ
木原浩勝氏の『間人(はしひと)様』はあの怪異の生まれるまでを描く。こういう一族は実在するのだろうか。
2019/10/25
獣狼ZAKI
うむ…自分が獣人であることを先に明かしていない物語ばかりだったが嫌いではない。自覚していない者、気付いた者、気付かれた者…と色んな作品がまとめて読めるのは非常に有難い。なにしろ解読の方で『狼男アメリカン』など幻獣や獣人思考にいく自分にとっては興奮ですら覚えるほど同感する部分がある。表紙や挿絵は内容と関係ないのが非常に残念。せめて1枚でも良かったのでどういう獣人か幻獣などの姿だけでも描いてくれても良かった。異形の創作は大好きだがSF系は個人的にNG。そんな事を言ったらクトゥルフ神話に失礼か…。
2014/01/05
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