不思議の国のアリバイ (光文社文庫)
不思議の国のアリバイ (光文社文庫) / 感想・レビュー
セウテス
森江春策シリーズ第七弾。弁護士として独立してレトロビルに事務所をかまえ、探偵としても少しは知られてきたこの頃。間違いから飛び込んで来た新島ともかを、秘書兼助手として雇う事になります。事件は怪獣映画の製作中に、監督から主要なスタッフまでを引き抜いた業界ゴロの男が、顔を焼かれた遺体で見つかる。更に九州の甘木では、この映画の乗っ取りを画策していた男の死体が見つかる。東京から九州迄の綿密なアリバイトリックは、鮎川氏の鬼貫警部を彷彿とさせる見事な展開です。謎解きも分かりやすく読み終えて、爽やかな充実感が在ります。
2015/03/15
ダイ@2019.11.2~一時休止
森江春策の事件簿その7。前作に続いて警察の悪役っぷりが気になるが、最後はうまくまとまってよかった。
2014/08/25
coco夏ko10角
森江春策シリーズ。新島ともか初登場作品。アリバイトリックはそんなにうまくいくのだろうか…?あと終盤の森江春策はなんだからしくない、ような。
2017/08/21
ヒロユキ
ストーリーや映画業界に関する話はよかったです。事件の謎は部分によってなるほどとは思ったけど、全体を通して見ると解りづらさが先行していた感じかな。
2011/12/13
ソラ
内容(「BOOK」データベースより) 念入りに顔を焼かれていた男の死体―被害者は映画業界に巣くう業界ゴロ。特撮映画『大怪獣ザラス』から、監督をはじめ主要スタッフを別の映画に引き抜いた張本人だった!容疑は残された撮影スタッフの一人にかけられるが…。素人探偵・森江春策弁護士は容疑者の無実を証明できるのか?
2009/06/19
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