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虚の王 (光文社文庫 は 21-1)

虚の王 (光文社文庫 は 21-1)

虚の王 (光文社文庫 は 21-1)

作家
馳星周
出版社
光文社
発売日
2003-09-01
ISBN
9784334735449
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虚の王 (光文社文庫 は 21-1) / 感想・レビュー

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keiトモニ

健全な青少年は渋谷に絶対に行ってはいけませんね。“勉強や高卒資格にはこれっぽっちの興味もなく、ただ自分が女子高生であるために通ってくる生徒達。彼女たちはいう、渋谷で遊ぶんだったら、女子高生じゃなきゃ損だよ、先生”…なんて先生に言うのですから…むむ。これからの日本を背負って行く若者がこんなことじゃ、我が国の将来に危機感をもちます。ですから橋本潤子先生、もっと自分に自信を持ってください。小野の兄貴さんよ、組の資金を横領してはいけないです。公私混同は不祥事件の温床です。メリハリをつけて真面目一本でいきましょう。

2014/11/01

そうたそ

★★★☆☆ 伝説のチーム"金狼"の元メンバーで今はヤクザの下っ端・隆弘と、学業優秀にして優男な見た目だが売春組織を仕切る高校生・栄司という真逆な二人が出会ったことにより始まる破滅までのストーリー。相変わらずの一切の救いのない転落ぶりだが、いつもの馳ノワールより幾分軽い。勝手な偏見ながら、歌舞伎町ではなく、渋谷をテーマに描かれたせいだろうか。何かとっちらかったままで終わってしまったような気がするのが惜しいところ。

2020/07/08

Tetchy

一見普通の優男の高校生でありながら、周囲に恐れられている渡辺栄司と伝説のチーム金狼で火の玉小僧と恐れられていた暴力の権化新田隆弘。彼の肉体と激しいまでの暴力を以ても栄司の恐怖に縛られた彼の仲間を屈することはできない。まさに精神が肉体を凌駕するとでも云おうか。よくよく考えると馳作品の主人公は決して暴力が強い人間ではなかった。今回の渡辺栄司はその最たるもの。さてこの結末はこの作品がこれから始まる新たな物語の序章だということだろうか?この平成のメフィストフェレスは今後も人の心を操り、王として君臨するのか?

2012/07/24

ダリル

伝説のグルーブ金狼の元メンバー隆弘。渋谷で勝手にウリの元締めをしている美少年高校生栄司。締め上げるつもりが、何故だか栄司に魅せられて。栄司の虚無は何者をも恐れさせない。ノワール満載。

2024/08/13

Lumi

何が言いたいのか、読み取るのが難しかったです。誰でも心に「虚無」をもってるよ、みたいな??少し難しかったかな。話としては面白いと思いました!主人公と先生が好きになれなくて、前半はイライラしてしまいましたが・・・。売春組織を仕切る高校生、栄司が個人的に好きなキャラでした。実際にこんなサイコパスいたらいやだけど頭がいいキャラが好きです。暴力で解決するタイプとウジウジしてるタイプはいやだな(笑) あと、イケてる高校生が日焼けサロンでやいてるガングロってのにびっくり!いやいや、絶対美白でナチュラル眉毛でしょ!

2017/08/02

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