KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

スノウ・グッピー (光文社文庫 こ 31-1)

スノウ・グッピー (光文社文庫 こ 31-1)

スノウ・グッピー (光文社文庫 こ 31-1)

作家
五條瑛
出版社
光文社
発売日
2003-12-09
ISBN
9784334735975
amazonで購入する

スノウ・グッピー (光文社文庫 こ 31-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

射手座の天使あきちゃん

憲法で軍隊と認知されない自衛隊、海外派兵、有事法制の不備・・・ 色々な問題に一石を投じる小説です。グッピーと呼ばれる最新情報兵器を巡って日・米・中のエージェントが暗躍、そんな中で純粋すぎる主人公・三津屋は真相を追い求めるが・・・ この分野が好きな人には垂涎もの、ただ一般人の私に700頁は長過ぎました、面目無い! m(_ _)m

2010/08/05

Rin

【再読】「グッピーが一匹、いなくなった」ここから様々な陰謀が渦巻いていく。日本の国防についての疑問に危機感のない国民にたいする警鐘。そして、男たちの夢や目的に対する想いの強さ。それぞれが、それぞれの目的の為に動いて混沌としていた。それでも、最後に宇佐美さんたちの思想が明らかになると、何が正義で正しいのか。答えを出す事の難しさを感じる。日本の武器開発に対する規制や法律、防衛での憲法改正。「戦争は創造だ」発想の転換で安全だと思われていたものも武器になる。リアルを感じるし関心を持たなくちゃと思わされる一冊です。

2015/11/12

扉のこちら側

2014年1200冊め。図書館から単行本を借りて読んだが、書き下ろし短編目的で文庫も購入再読。20代の私には自衛隊のカンボジアへのPKO派遣は正直記憶にないので、調べたい。書き下ろしはこの年の瀬に読めて良かった感じ。あと10分で2014年が終わる、今年最後の本。

2014/12/31

とんこ

自分じゃ選ばない本を読めるのが読書メーターのいいところ。電子機器も国家間の謀略もピンとこないのに、大変面白く読めました。分厚い本ですが、ひとつひとつの場面をコンパクトにおさめてくれているので読みやすいです。「逃げだしたグッピー」という暗号が持つイメージの不思議な引力、そして登場人物の魅力に惹かれて飽きずに読了。三津谷、宇佐見、江崎のメイン3人がとてもいい。匂わせ具合が最高。面白かった!

2023/03/11

RIN

好きすぎて何から書けば良いのか分からない。700頁に及ぶ長編だが、三津谷・宇佐見・江崎、3人の魅力的な男達の駆け引きを夢中になって読んだ。訓練飛行中の自衛隊機が墜落した事から始まる一連の騒動。失われた『グッピー』を求めて各国の思惑が動く様は、五條先生らしい国際諜報小説だと唸ってしまう。誰が何の為にという謎が解ける時、読者は国防について考えざるを得なくなる。初版は約20年前。日和見主義の平和ボケが当然の如く跋扈していた時代から情勢は大いに変わった。平和は蹂躙されている。私達は今、この国を守れているだろうか。

2022/06/26

感想・レビューをもっと見る