アジアン怪綺 (光文社文庫 い 31-13 異形コレクション)
アジアン怪綺 (光文社文庫 い 31-13 異形コレクション) / 感想・レビュー
absinthe
和風ホラーでも洋風ホラーでもない。春巻きやトムヤンクンの香りのするホラー?新しいテイストの面白さ。超短編がてんこ盛りなのも良い。
2017/01/27
siva
ジャパニーズホラーは欧米もののキリスト教的考え方に縛られない分怖さは上だと常々思ってます。そのジャパニーズホラーがアジアを舞台にするとまた独特の雰囲気が。夢か現か暗い路地を彷徨い歩くような・・収録数が多いので玉石混合、ひとつふたつお気に入りが見つかるのでは。色々な小説や漫画、映画にも取り上げられる上海租界、興味深い。
2015/07/10
訪問者
異形コレクションアジア編であるが、各作品の扉の水木しげる秘蔵の仮面のコレクションの数々が何とも凄まじい。物語の方は、李氏朝鮮の両班でのキムチ作りを描く中内かなみ「沈蔵」、現実と夢の世界が奇妙に交錯する林巧「ココヤシ」、フィリピンの怪物を描く町井登志夫「ギーワン」等、この巻も魅力的な作品が多い。
2024/04/05
ひょろ
亜細亜という独特な色を持つ世界を描くアンソロジー。 各作家の作品もさることながら、水木しげる氏のコレクションで飾られた扉もいい味を出している。
2019/11/01
Lighthouse Keeper
アジアの混沌から涌き出る怪異の数々。「双つ蝶」青山のうらぶれた骨董店で見かけた蝶の耳飾の来歴を紐解く物語。第二次大戦中の上海で、失踪した弟の行方を追って娼館を訪ねた日本軍人が見つけたのは…。
2014/04/07
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