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丹波家の殺人 (光文社文庫)

丹波家の殺人 (光文社文庫)

丹波家の殺人 (光文社文庫)

作家
折原一
出版社
光文社
発売日
2004-05-13
ISBN
9784334736828
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丹波家の殺人 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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セウテス

【黒星警部】シリーズ第4弾。資産家の丹波家長老がヨットで遭難、遺体は見つからないが死亡とされる。物語はほぼ一つの家の中で進行し、家族が一人また一人と殺害されていく。本作の特徴は、最初に弁護士が預かる遺言書が発表されるが、その後次々と新たな遺言書が出てくる事。その内容が全く違う為、そのつど遺産相続の流れが変わる事で、事件の推理に影響するのだ。密室やトリックは伏線がしっかり描かれており、隠されている謎と共に推理するのに丁度良いのは作者らしい。黒星警部のユーモアやくだらなさが本作は少ない、もっと笑い転げたい。

2020/09/26

さっこ

黒星警部シリーズ。遺産相続を巡る連続殺人事件。密室殺人で黒星警部の登場ですが、今回はコメディ部分はあまりありませんでした。結末などに意外性はありませんが、本格的な推理物でも折原さんが描くと叙述のように感じられ面白かったです。

2020/11/03

Koji Eguchi

初折原。密室殺人てんこ盛り。遺産相続絡みで次々と起こる殺人。相続争いは何とも見苦しい。こんな風にだけはなりたくないね。相続人が次々死に家族が滅茶苦茶になるのも仕方ないとさえ思える。ラスト密室のトリックが明かされても全然すっきりしない。人の醜さだけが鼻につく。そのあたりの感じさせ方は上手いのかも知れないが、黒星警部の間抜けさも可笑しくもない。ミステリーファンには楽しいのかもわからないが、私にはただただ残念。

2014/07/30

ぴんち

登場人物が少ないので読みやすい。 内容もまずまず。って感じです。 久しぶりのトリックものだったので…なかなか読むスピード上がらず。

2018/05/31

くまんちゅ

黒星警部シリーズですが、今までの作品と比べるとユーモア度は控えめという印象。その分、本格ミステリの趣が強くなっています。次々と事件が起きてたくさんの死人がでる展開にはちょっとびっくりでした。ラストには、このシリーズおなじみのどんでん返しもありますが、予想していた分びっくり度が少なめになってしまったのが残念だったかな。

2015/06/05

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