和時計の館の殺人 (光文社文庫)
和時計の館の殺人 (光文社文庫) / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
森江春策の事件簿その9。遺言状から始まる連続殺人。謎の一つは最初の伏線で大体分かるんだけど、でもそれ以外にも多くの謎があり上手い。和時計に興味ができた。
2014/08/28
セウテス
〔再読〕芦辺拓氏の森江シリーズ。山奥、和時計の館、遺言状の開封、顔が包帯でぐるぐる巻きの男と、最初から伝統的な日本ミステリーを期待させられます。そう、このスタンスは正に横溝正史氏です。和時計は世界で唯一、人間の生活に合わせて時間を刻む、日本だけにある時計です。つまり、季節によって昼夜の長さが変われば、進む速さが変わる時計なのです。この特徴がトリックに使われるとなれば、綾辻氏の『時計館の殺人』とかぶってしまい残念です。しかし、和時計の特徴を最大限使った、練りに練ったトリック、これぞ日本伝統の作品です。
2014/06/15
coco夏ko10角
塔時計、屋敷、一族遺産相続、過去の事件、密室、包帯男…などなどこういうベタなあれこれに惹かれてしまうミステリ好きなもので。作中の「一種の病気」とある場面では思わず「私のことだ!」と。ミステリは序盤でばっちり引っかかっていたので、真相が明らかになっていくシーンは気持ちよかった。この森江春策シリーズ20作品以上あるようなので、他のも読んでいきたい。
2014/06/14
ヒロユキ
細かな仕掛けやレトロな推理小説の雰囲気がよかったです。遺言書にはなんとも言えない脱力感が(笑)
2012/04/15
min2
うーん…。何故かさくさく読めなかった…。森江さんは好きなんだけど、和時計の仕組みが自分には複雑で、いまいち分かりにくくて、流し読みになってしまいました。また、いつかじっくり読み返してみよう…。
2015/11/17
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