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灰 夜 (光文社文庫)

灰 夜 (光文社文庫)

灰 夜 (光文社文庫)

作家
大沢在昌
出版社
光文社
発売日
2004-06-11
ISBN
9784334736910
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灰 夜 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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aki☆

目覚めたら山中に置かれた檻の中⁈冒頭から衝撃のシリーズ7作目の舞台は新宿ではなく九州。宮本の七回忌に出席した鮫島だったが宮本の旧友との親交をきっかけに事件に巻き込まれる。何が起きているのか、信用出来るのは誰なのか分からないうえ警察にも頼れない状況で、公安、ヤクザ、工作員を相手に人質救出のためひた走る。管轄外で捜査権もないのだからこれはもう刑事としてではなく人としての命懸けの行動で、色んな意味で鮫島の凄さを見た。今作だけで何度死にかけたか…(゚Д゚;)宮本を中心とした男たちの友情が熱く切なかった。

2021/09/11

えみ

回遊魚よろしく止まると死ぬ、新宿の鮫。テリトリーの外に出ても事件を追いかけ真相を追求するする姿は、常に右脳左脳どちらかは起きていて片方の目を開けたままに、完全には眠ることがないという鮫そのものである。そして本作、新宿鮫シリーズ第7弾はいつもと様子が違う!遂にシリーズ通しての謎、鮫島を孤独にした闇、『宮本の遺書』が語られる。自殺した同僚・宮本の七回忌に出席するため新宿を離れ彼の郷里に赴いた鮫島。そこで待っていたのは熱い男の友情と、犯罪者達の欲に塗れた狂気だった。新宿鮫になった原点がここにあり。読むべき一冊。

2022/06/08

tengen

「閉じ込められている」目覚めた鮫島はボロボロになって獣の檻に閉じ込められている事に気づく。鮫島は宮本の7回忌に来ていたのだったがそこに待ち受けていたものは根深い策謀だった。☆彡九州を舞台に事件に巻き込まれた鮫島が奮闘する。悪徳刑事の上原が嬉しいくらいにエグい。

2015/12/06

財布にジャック

新宿鮫が九州で事件に巻き込まれ、見知らぬ街で孤立無援の闘いを繰り広げるという今までとは一味違ったシリーズ第7弾でした。悪の構図が浮かび上がった後も、登場人物が誰が誰やら、こんがらがって整理するのが大変でしたが、私の中ではシリーズ中かなり上位にランクインさせたい作品でした。今回の舞台が、自殺した同僚の宮本さん絡みの土地だということも、興味深かった上に、友情をかけた熱い闘いが、好印象です。

2014/09/01

kaoru

舞台は九州のある都市で、晶も桃井も出てこない番外編的な話。いくつもの勢力が入り乱れるスリリングな展開で相変わらず楽しめました。死に直面したときの鮫島の狼狽えっぷりが、人間らしくてよかったです。

2016/11/06

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