天空への回廊 (光文社文庫)
天空への回廊 (光文社文庫) / 感想・レビュー
goro@80.7
物語の端から端まで8000メートル!エベレストを舞台に読むほうも酸欠状態、長い長い戦いを終えたところであります。山頂付近に落ちた人工衛星はただの人工衛星ではなく偽装された軍事衛星だった。衛星の墜落事故に巻き込まれた友を救助へ向かう日本人ガイド真木サトシ。デスゾーンに挑みながらテロリストとも闘い、意識朦朧、満身創痍。俺なら途中で寝ながら死んでるな。いや、そんなところまでたどり着けないわね。あぁ~エベレストが見たい!何としてもホテル・エベレスト・ビューまでは行ってみたいとまた強く思うエンタメでした。
2020/07/06
ntahima
標高8,848mのエベレストが舞台というのは少なくとも私が読んだ国際謀略小説としては最高高度である。類似作としては『北壁の死闘』『アイガー・サンクション』が有名だが、どちらもヨーロッパアルプスのアイガー北壁が舞台でその頂も3,970mに過ぎない。標高8,000mで空気中の酸素濃度は地上の約1/3となる。所謂“デスゾーン”である。ただ存在するだけで死に向かうこの領域を主人公は繰り返し登り降りする。読んでいるだけで息苦しくなる。但、山岳描写は秀逸だが陰謀が余りにもお粗末過ぎ!国際テロにも彼等なりの大義が必要。
2013/03/10
BlueBerry
山岳物と国家的サスペンスを複合した感じのお話です。程ほどに複雑で楽しめたと思います。序盤○中盤○ラスト○
2014/05/05
Kenichi Yanagisawa
ちょっと盛り込みすぎの感がありましたね。エベレストという死と直結した現場のスリルか、戦略核兵器衛星がテロにジャックされたスリルか、どちらかに絞り込んだらもっとよかったはず。少し謎解きも早かったかな?
2013/03/16
KEI
開口一番、あ〜ぁ長かった! 登場人物の一覧で挫けそうになってしまった😆 物語は厳寒期のエベレスト山頂の近くに謎の物体が落ちた事から始まる。「ブラックフット」とは何か、それを取り返さねば、核戦争が起こる?あってはならない事件に巻き込まれた主人公サトシは無事回収出来るのか?てんこ盛りの登場人物は覚えるのが大変。エベレストの山頂付近で何日も無酸素でこんな死闘が出来るのかとツッコミながら、後半は結末が気になり読んでしまった。映画化したら面白いのかも。でも、普通の山岳ミステリーが読みたかったな😢
2020/06/06
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