サンチャゴに降る雨 (光文社文庫)
サンチャゴに降る雨 (光文社文庫) / 感想・レビュー
たこやき
著者自身が体験したという、1989年のチリ大統領選の熱狂。1973年のクーデタ、軍事政権樹立によって正反対の立場となったビオレタとガルセスを中心に、時代の変遷、自由への渇望と言ったものは描けていると思う。ただ、ピノチェトを執拗に狙うマリア辺りは、あまり必要性を感じず、逆に重要人物であるガルセスの事情などは台詞で少し語られるのみ。この辺りのバランスの悪さはちょっと気になった。
2010/09/11
猫草
外国のクーデター話!大好き!!!ワクワクハラハラそして切なくて痛快だ
2012/10/18
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