甘やかな祝祭 (光文社文庫)
甘やかな祝祭 (光文社文庫) / 感想・レビュー
あつひめ
大人作家さんのアンソロジー。とっても味わい深い感じ。セックス描写もストレートじゃなくとってもお上品・・・な作品もある。やっぱ少しは読者に想像させる恋愛の方がそそられるかもしれない。小池さん、藤田さんの選んだ作品も良かったけれど、ラストにあるあとがき(あとがきに代えて)が小池さん、藤田さんの一面を垣間見る感じで面白かった。田辺さんの「雪の降るまで」藤田さんの「左腕の猫」宮本輝さんの「夜桜」が印象的。
2011/05/01
ねぎまぐろ
★★★
2023/05/02
権蔵
三著名人による対談にもあるように、恋愛小説とひとくちにいってもいろいろな形があり、リアルとフィクションが絶妙なバランスで表されているものほど面白いのだろうなぁと思いました。夜桜が個人的には好きだなぁ。
2017/04/01
Kei3
恋愛小説って銘打たれると、ちょっと読むのが気恥ずかしい。キュンとするような若者向けではない。大人の恋愛。
2016/08/23
よし
恋愛小説の名手、小池真理子さんと藤田宜永さんが編んだ恋愛小説のアンソロジー。夫婦でもあるお二人が選んだ作品が渋いんです。田辺聖子さん、笹沢佐保さん、林真理子さんなどなど。どれも味わいがあります。お二人のらしさが伝わってくるんですね。どちらかと言うと藤田さんの方が、私は好きだったみたい。ブコウスキーの「町でいちばんの美女」が強烈な余韻でした。お気に入りは、藤田さんの「左腕の猫」。これは泣きました。恋は生、いつまででも恋したいと感じる素晴らしいアンソロジーでした。巻末の対談が面白いです。北方さんも参加(笑)
2015/01/03
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