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雨月 (光文社文庫)

雨月 (光文社文庫)

雨月 (光文社文庫)

作家
藤沢周
出版社
光文社
発売日
2005-02-10
ISBN
9784334738266
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雨月 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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いたろう

勤務先の茨城のゴルフ場が閉鎖になり、系列の鶯谷にある古いラブホテル・雨月に勤務することになった30歳の崎。他人の情事の後の清掃の仕事を黙々とこなす一方で、7歳上の上司であり、社長の愛人である畠山と、ボイラー室で情事を続ける日々。そんなある日、友人の頼みで泊めた若い女性が、部屋の中での怪異を訴える。官能と怪異、そして、誰かが何かを隠している。しかし、ある真相が判明して、事態が大きく動き始め、これからどう展開するのか、どう盛り上がるのか、というところで急転直下、話が急に終わってしまったようなのが、何だか残念。

2020/04/19

hit4papa

ラブホテル従業員が巻き込まれた不思議な物語です。雨月というと上田秋成『雨月物語』を思い浮かべます。なるほど、本作品は、怪異譚なのでしょう。ただし、これが分かるのは最終ページまで待たなければなりません。ラストまで、うらぶれたラブホの汚れたシーツのような、じめついた物語を読み進めることになります。結末は、あれ?この手のお話だったの?という予想外のものとなり、それだけに物足りなさが否めません。オチとしては、破壊力不足です。いや、スカされた感じでしょうか。収まるところに収まらなかった気分。これが狙いなのかなぁ。

2020/05/26

カムイ

雨月物語にしたかったのか?退屈の極みでした。

きのぴ

ラブホテルが舞台というシチュエーションに興味を持って読んだ。ラブホテルで働く人や、ラブホテルに来る人たちの日常が描かれているのかと思いきや、なかなか大きな事件へ展開していき驚いた。裕子の消息が気になる…。

2019/01/12

ナチュラ

主人公が古いラブホテル「雨月」の清掃員 それだけでも妖しい雰囲気が漂う。   じめっとした湿度のある空気感  淫靡な情事の描写  徐々に危ない方向に加速していく展開  けっこう好きです。  

2014/12/08

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