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夏の夜会 (光文社文庫)

夏の夜会 (光文社文庫)

夏の夜会 (光文社文庫)

作家
西澤保彦
出版社
光文社
発売日
2005-06-14
ISBN
9784334738877
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夏の夜会 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

30年前の小学生の頃の事件の記憶が何故かあやふやで・・・って話。う~ん、ここまで記憶違いがあるのかって感じ。

2016/07/25

papako

西澤保彦強化月間。いやはや一筋縄ではいかなかった。小学校時代の同級生の結婚式で再会した同窓生が、30年前で殺人事件について議論をする。話をしていたり、関係者に話を聞くたびに、被害者や事件のあった日がころころ変わり、人の記憶がどれだけあてにならないか突きつけられる。子供に残酷さや人間のいろいろな側面を見せ付けられる。一夜の物語だけれど、次々に示される新事実、これでもかと変わる記憶に、必死で読まないと置いていかれる。この意地悪な感じがたまらない。解説の池波志乃さんが良かった。さて次!

2015/09/28

きっしぃ

人間の記憶ほど当てにならないものはない。小学校時代の同級生の結婚式で再会した5人。30年前、小学四年生の夏に起こった殺人事件。その事件を巡って曖昧な記憶を辿って明らかになった真実とは…。被害者も事件の日も、何もかも二転三転。何が本当の真実なのか…さっきまでの話はなんだったのか…ともやもやしながらも、止められず…。西澤さん読なれてくると想像ついちゃうラスト。そんな重要なこと忘れるかな?と思いつつも、自分の小学校時代の記憶なんてほとんどないもんな(笑)

2018/01/14

じゅんぢ

登場人物の苗字が難しくて何回も確認の為、戻ったりして読むのが大変だった。登場人物表があればもうちょとストレス感じずに読めたと思う。情報を小出しにして最後まで飽きさせない工夫がみられる点は良かった。

2018/06/04

さっとる◎

難読名字と人間不信というか自分不信に陥る感じがとっても西澤さんだ(;´∀`)きわめて曖昧な人間の記憶。覚えておきたいこと、忘れたくてたまらないこと。体験が、こうであったらと希望を盛り込まれこんな事が起きていいわけがないとディレートされ、改竄される。時の経過により錯綜する時系列。事実が反芻され物語性を帯び記憶というフィクションが捏造される。このあたりの話はとても面白い。そんなわけで、被害者とか過去の事実とか諸々全てが容易く二転三転っていうね(笑)「ミステリに毒を盛」った1冊(*^^*)

2016/03/09

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