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オバケヤシキ (光文社文庫 い 31-19 異形コレクション 33)

オバケヤシキ (光文社文庫 い 31-19 異形コレクション 33)

オバケヤシキ (光文社文庫 い 31-19 異形コレクション 33)

作家
井上雅彦
出版社
光文社
発売日
2005-08-01
ISBN
9784334739317
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オバケヤシキ (光文社文庫 い 31-19 異形コレクション 33) / 感想・レビュー

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カナン

人数が多いので印象的なものだけ。加門七海「美しい家」。家の記憶を垣間見るという世界観と描写が非常に美しい。美しいものほど怖い、というのが好みです。三津田信三「見下ろす家」。安定の家シリーズ、安定の三津田、安定の恐怖。樋口昭雄「マヨヒガ」。マヨヒガというもの自体が好きなのでこれは美味しい。北原尚彦「屍衣館怪異譚」。そういうオチか、可愛いじゃないか。大槻ケンヂ「ロコ、思うままに」。この方こういった文体なのですね。興味深く拝読しました。一般公募の「轆轤首の子供」が上質。名を挙げた作品以外はピンとこなかったかな。

2019/09/03

Nekono

異形コレクションの一冊。19編の書き下ろし短編を集めてあります。桜庭さんの「暴君」特別にはなれないことを知った時に大人になるんだ。「見下ろす家」の後味に残る不気味さはじんわり怖い。「昼顔」からはむせるような匂いが漂ってくる。どれもこれも、定型から少し外れた、オバケヤシキの物語たち。夏の終わりにご一読をお勧めします。

2015/08/14

あきら

読んでる間、大変楽しかった珠玉の名品揃いだと思う文体や雰囲気は違えど、どれも楽しめました!大石圭さんの『幻臭』は怖かった大槻ケンヂさんの『ロコ、思うままに』は、スゴく好き丸山雄一さんの『轆轤首の子供』も好き異形コレクションの違うシリーズも読みます!!

2012/06/24

訪問者

如何にも異形コレクションらしい今回のお題。加門七海「美しい家」、三津田信三「見下ろす家」、樋口明雄「マヨヒガ」、北原尚彦「屍衣館怪異譚」、森真沙子「昼顔」、菊地秀行「二階の家族」 と本巻も魅力的な作品が多く読み耽る。

2023/09/27

はちみつ

分厚い文庫本ですが、短編集なので空いた時間にさくっと読むのにちょうどいいです。ゾッとする怖さなどは特になかったですが、人間の汚い欲望が沢山ありました。幽霊よりも生きてる人間が一番怖いってやつですねー。

2017/04/09

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