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信じていたのに (光文社文庫)

信じていたのに (光文社文庫)

信じていたのに (光文社文庫)

作家
新津きよみ
出版社
光文社
発売日
2005-09-08
ISBN
9784334739379
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信じていたのに (光文社文庫) / 感想・レビュー

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mint☆

7つの短編集。新津さん初読みかも?関わりあいたくないような女性の面倒くさい心理と、法律に絡めたドメスティック・ミステリー。殺人もあるが自己破産、詐欺、離婚調停、交通事故など日常生活に潜んでいるトラブルばかり。正直驚きのあるような展開な話はなかったがとても読みやすかった。最後の「間違えられて」は温かい気持ちになれて良かった。

2020/01/20

ごみごみ

7つの短編集。あっという間に読めるけど、法律に絡めた趣向が面白い。拾得物の所有権、借金の時効、姻族関係の終了、出生届と追完届、窃盗罪の親族相盗・・誰にでも起こりうる身近な恐怖。後味の悪い結末ばかりと思ったら、最終話のラストに救われた。

2019/07/31

coco夏ko10角

身近な法律が絡む7つの作品収録の短編集。面白かった。新津さんこういう短編集うまいなぁ。『返しそびれて』定点撮影会がそう絡んでくるかと…。『切っても切れない』ここ数年で姻族関係終了届の一般認知度が上がってるけど、その届けについて「妻はその届けを出せば夫の親族と縁が切れるが子どもはそうではない、つまりしわ寄せが全て子どもにいく可能性があるので注意」といったことを見かけるがまさにそそういった内容。これ初出が2003年で先取りしてるなぁ。『間違えられて』傘がどうなっていくかと…このお話が最後でよかった。

2021/05/26

ミカママ

初読み作家さん。読み始めてすぐに「これってあれだよなぁ、電車の中で読むべき本を忘れちゃったので、駅の売店で買ってみました」的な本だなぁ、と。(笑)あっさり読めて、ちょっとだけ身近な法律のことがわかったりします。

2013/07/19

アコ

7篇収録の短篇集。新刊「夫以外」は正直イマイチだったけども(※期待していたものと違うという意味で。)やはり新津さんの短篇ミステリは好き。今回は法律関係の言葉がたくさん登場。オチが読めてしまうものもあったけども楽しめる篇が多かったので満足。姻族についての法律を取り上げた『切っても切れない』が他人事ではなく響く。実生活で血のつながりってーのは時に本当に厄介だなと思うことがあるからなおさら。表題作もよかった。最終篇の『間違えられて』は、こんなことあるのかなと思いながらもどこかほっこり。

2016/09/14

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