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永遠の咎 (光文社文庫)

永遠の咎 (光文社文庫)

永遠の咎 (光文社文庫)

作家
永瀬隼介
出版社
光文社
発売日
2005-09-08
ISBN
9784334739416
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永遠の咎 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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詩界 -うたか-

#読了◆売れずに赤子を抱えた30歳のホスト・ケンジ、認知して貰えず子の父はヤクザになり逆にお金を奪われてしまうヘルス嬢の聖子、愛する夫を殺されてホステスとして生計を立てている綾乃。そんな三人を主役に綾乃の夫を刺殺した轡田が出所してきた――にこりと笑う。いい父親になれるかな、と這い寄ってくる、悪魔が◆思った以上に重たくてしんどいです。生きることが精いっぱいだったり全員追い詰められて仕方なかったりして、正真正銘の悪はいるものの全部が感情移入しにくい物語で複雑です。

2020/07/09

智哉

轡田の企みは破滅に向かっているだけで、何だかよくわからない。綾乃の咎もそこまで自分を貶める道理を感じられず、聖子も貞男もなぜ搦め捕られてしまうのか。幼児虐待問題も中途半端な議論に終始してしまい、なぜみんな轡田から逃げ出さないのかよくわからない。

2011/05/17

terukravitz

図書館本★★★★☆

2019/05/16

安曇

図書館より。 綾乃の言動が腑に落ちなくて、終始モヤモヤしながら読了。事件の中途半端さは、メンバー的にしょうがないというか、逆にリアルでした。ケンジと聖子のラストが良かったです。 ダメ人間ではありますが、終始一貫して良心を失わなかったケンジに好感が持てました。他の人たちはコロコロ変わり過ぎ。

2016/09/01

まさみつ

女手一つで息子を育てるホステス綾乃。売れないホストをしながら息子を養うケンジ。やはり女手一つで息子を育てつつも、己の育児拒否に悩む聖子。同じベビーホテルに子どもを預ける3人の前に綾乃の夫を殺した男が現れたとき、悲劇への歯車が回り始める、というお話。児童虐待・育児拒否・無認可保育等々様々な問題を随所に散りばめながら、『親とは何か』を問う作品です。良作。

2010/08/04

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