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ヌルイコイ (光文社文庫)

ヌルイコイ (光文社文庫)

ヌルイコイ (光文社文庫)

作家
井上荒野
出版社
光文社
発売日
2005-10-12
ISBN
9784334739508
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ヌルイコイ (光文社文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

タイトルどおりというべきか。荒野さん、初期の頃の作品だそうで、正直読みにくかった。不倫にしても、年下の彼との恋にしても、ドロドロしないのは力量なのか、逆に力不足なのか。当時の作風だと、江國香織さんとの区別がつかないじゃないか。なんだかんだとイチャモンつけながらも、彼女の作品を手に取るのをやめられないのはなぜなのか、誰か教えて欲しい。

2019/04/30

夢追人009

井上荒野(あれの)さんが恋多き人妻の不毛の愛からの脱出と真実の愛との出逢いを描いた心を打たれる傑作恋愛小説です。ヒロインなつ恵は芸能マネージャーの夫とはすれ違いの毎日で一方妻子ある作家の師匠と愛のないセックスに溺れる不毛な日々を過ごしていたが、近所の銭湯「松の湯」で奇妙な青年「鳩」と出会って心魅かれて行くのだった。ヒロインは多情で男に惚れやすい寂しがり屋さんなのでしょうね。でも最後に自らの死の病の宣告によって不毛の愛にピリオドを打ち真実の愛を掴めて本当に良かったですし彼女の第二の人生に幸あれと祈りますね。

2020/01/06

美雀(みすず)

夫と不倫相手のキャラが逆なんだね。なんて嫌なやつなんだ?奥さんに捨てられたらいいよ。旦那さんは良い人だったんだな。なつ恵さんと鳩君、幸せになってほしいですね。ヌルイって表現が本当にピッタリだな。

2016/04/13

miya

薄い霧の中をふわふわと漂いながら読書している感覚。 文章の表現力も好み。 銭湯、鳩、身体目当ての不倫相手、ざらっとしたおばあさん、ふわっとしたおばあさん、夫、主人公が死を覚悟した時から始まるストーリーに少しだけハラハラする。最終的に夫が気の毒だが不倫されるのはやはり夫にも原因があるのだろう。。

2014/05/08

葉芹

オイオイ夫がいるんでしょ…。などとは思えない。絲山秋子、小川洋子、川上弘美にも感じるのだけど 透明度が高い。清潔な香りもする。年寄りになっても恋心は湧くのだろうか。店のお客さんにインタビューしてみよう。男性は間違いなく死ぬまで男。

2012/06/20

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