役者狩り (光文社文庫 さ 18-16 光文社時代小説文庫)
役者狩り (光文社文庫 さ 18-16 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
守里
これまでは、父上やら水野老中やらの都合で、ある意味日本全国股にかけて振り回されてた感があった影二郎ですが、今回は別口からの依頼、舞台はホームグラウンドの江戸と、若干趣向の変わったお話。まあ、敵(の親玉)は一緒ですけどね。でも、今までと違って変なしがらみもなく、ほぼ自己判断のみで行動もできて、影さん、相当伸び伸び暴れてた気が(笑)金さんとのツーショットも素敵でした。ぜひ映像で見たい。っていうか、お酌でも何でもするから、ぜひあの場にまぜて下さい←
2011/03/26
藤枝梅安
天保の名優・七代目団十郎が妾宅に向かう際、猿の面をつけた賊に襲われる。 市村座と中村座の移転に伴い、最後の興行が開催される。 団十郎の「助六」に菊五郎も同じ演目を当ててきたのだ。 団十郎と菊五郎の競い合いに乗じて、黒い影が暗躍し始める。 諸外国からの圧力に何とか抵抗を試みる、というより見ない振りをしている幕府をよそ目に、 莫大な金儲けを企む商人と日本開国を迫ろうとする欧米勢力の利害が一致し、
2010/06/05
てんぱい
今回は秀信や水野の代わりにとうとうあの方までが出張ってきた。そして段々と大きくなる話。旅に出ず江戸での活躍だが、問題はそこだけでは収まらない。が、なんとかしてしまうのが影二郎。驚いたのがこの頃の佐伯さんは月に1冊のペースで新刊を書かれていたらしい。それでこの面白さ。脱帽です。
2011/07/09
へたれのけい
これまでの狩りシリーズで一番かな。
2016/10/12
天笑院たか姫
歌舞伎役者・七代目市川団十郎が妖しい猿面冠者の一団に襲われた。奢侈禁止令を推し進める水野の意を汲む妖怪・鳥居の仕業か?町中では、「南町奉行所御禁令取締隊」なるものが出来てわがもの顔で横行していた。団十郎を守る裏で、謎の大商人が品川沖の海城を築こうとしていた。その海城の目的とは?南蛮外套が盗まれたりあかの活躍と浅草弾左衛門配下200人の戦闘シーンはスケールが大きくて見ものでした。
2016/11/13
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