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影を踏まれた女 新装版 怪談コレクション (光文社文庫)

影を踏まれた女 新装版 怪談コレクション (光文社文庫)

影を踏まれた女 新装版 怪談コレクション (光文社文庫)

作家
岡本綺堂
出版社
光文社
発売日
2006-05-11
ISBN
9784334740689
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影を踏まれた女 新装版 怪談コレクション (光文社文庫) / 感想・レビュー

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佳乃

短編集のこれはこれでよかったけれど、自分的には少し物足りないように感じてしまった。怪談の怖さよりも奇怪だなぁ・・・と言うのが当てはまるかな。

2016/09/24

まさ

青蛙堂に集う皆々が順番に語る不可思議な話。語り手はあったことを伝えるだけなので、謎のまま終わる話たち。薄暗い世界に灯りを見いだせないからゾクゾクとしたまま。12編それぞれ好みだけど、時期的に『蟹』が印象的。そして、併せて収録されている近代異妖編の『影を踏まれた女』もやはり好き。

2020/11/28

Yu。

噂と事実‥関連性があろうと無かろうと、いや敢えてそこを突っつくのもまたヨロシ‥ だから怪談は面白い‥そんなあやふやさに魅せられる綺堂の怪奇幻想譚。。いいねえ‥この懐古的な良さがたまらなく、お供にお茶と和菓子を欲します。でお気に入りは、何故?そして貴方は誰?‥なんの繋がりも見えてこないのがまた不気味「蟹」。他「窯変」。「異妖編」の二話目“寺町の竹藪”。「月の夜がたり」の一話目“七月の二十六夜”。

2018/04/11

みやび

雪の降る日、青蛙堂主人の招待を受けた客人達が、招かれた場で1人ずつ怪談語りをする。それぞれの語り口は淡々としていて、ただ起こった事や聞いた事を語るのみ。それ故に、結末はどれもぼんやりとしていて真相が分からない。ゆらゆらと幻影のように浮かび、掴み所のない幽霊のような物語。そこが普通の怪談とは違う岡本綺堂らしい怖さなのかもしれない。好きだったのは「利根の渡」「兄弟の魂」「猿の眼」「月の夜がたり」の中の二十六夜、そして「影を踏まれた女」。得体の知れないモノほど怖いモノはない。

2021/06/16

真理そら

再読。以前読んだときはもっとぞわぞわ怖かったのに、今読むとそうでもない。ここ10年で自分の感性がにぶ~くなっているのを感じて少し寂しい。ラブクラフトの作品も今読むと感じ方が変わってるんじゃないだろうかと心配だ。『清水の井』は道具立ての美しさやそこはかとないエロチシズムが平家の公達の悲哀と相俟っていてやっぱり一番好きだ。

2017/12/18

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