プレシャス・ライアー (光文社文庫)
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プレシャス・ライアー (光文社文庫) / 感想・レビュー
かとめくん
今回読んだ文庫版の発刊が2006年。初出はさらに前ってことになるので、当時としては画期的な設定だったかもしれないが、時の流れは無常だ。アイディアの比重が大きい分、古びた感も大きくなってしまった感じだ。展開は飽きさせないので登場人物の掘り下げがほしかったかな。
2015/02/13
あづさ/kyoka
専門用語が多くて読みづらくはあるけど、出版当時(2007年)よりも物語の舞台に現実と私たちの認識が追いついていて、遠い未来のSFというより現代小説として読めるのが興味深い。
2021/04/11
ホレイシア
うーん、菅さんにしてはいま一つ、と思うのは「アイの物語」の後だったというのが大きいと思うが、コンピュータと人間の未来の描き方としては、もうちょいやり方があったのではなかろうか。「神」の解釈のあたりはちょっとニヤッとしたが、この人やっぱり短編のほうが圧倒的に上手だと思う。
2010/09/06
Koike Katsuya
いつもヴァーチャルリアリティー物は頭がこんがらがる。でも、解説の量子コンピューターの話のところでは、久方ぶりに知的興奮っぽいのを覚えた。
2013/12/21
霜月什緑
コンピューターの自分探しという感じ?SFであるのならもう少し想像がぶっ飛んだ方が面白かったのではないかと思う。
2013/02/15
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