秋霜の撃 勘定吟味役異聞(三) (光文社文庫)
秋霜の撃 勘定吟味役異聞(三) (光文社文庫) / 感想・レビュー
とし
勘定吟味役異聞「秋霜の撃」3巻。家宣の死去により新たな権力闘争が新井白石の立場も微妙に、聡四朗ぶれずに使命を遂行するが正しきことをするつど敵を作るますます面白くなりますね。
2019/08/24
佐々陽太朗(K.Tsubota)
強いっ! 強いぞ、水城聡四郎。そして、徳川六代将軍・家宣から七代将軍・家継への世継ぎの裏で繰り広げられる権力闘争は読み応えあり。上田秀人の剣豪小説にどっぷりはまりました。剣豪小説の華はなんといっても激しい斬り合いの場面。どうしても殺伐としがちなところを、ヒロイン役の紅の存在が明るさと温かみを添えている。そのあたりの妙も上田氏の筆の立つところ。このような小説の楽しみ方は、とにかく作者の意図するところに身を任せて読み進めること。これにつきる。
2016/04/30
baba
6代将軍家宣が亡くなり、後ろ盾を失った新井白石は、聡四郎に無理難題を言いつけ、寛永寺でなく増上寺に埋葬するわけを探ることに。柳沢吉保や紀伊国屋文左衛門とも敵対する。それぞれの思惑に振り回されるが、それにしても強い聡四郎。
2023/05/14
ジュール リブレ
家宣崩御後の葬儀を巡る芝・増上寺と、上野・寛永寺、それに利権が絡まっての大騒ぎ。しかし、街中での立ち回りが多すぎるような…。
2015/11/04
harhy
徳川家宣から家継への権力交代をめぐる争いに巻き込まれた聡四郎。一本気なところは変わらないが、少しづつ振る舞い方が分かってきたのかな。紅さんとの距離感が何とも言えずいい。
2013/09/22
感想・レビューをもっと見る