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贈る物語 Wonder すこしふしぎの驚きをあなたに (光文社文庫)

贈る物語 Wonder すこしふしぎの驚きをあなたに (光文社文庫)

贈る物語 Wonder すこしふしぎの驚きをあなたに (光文社文庫)

作家
瀬名秀明
出版社
光文社
発売日
2006-11-09
ISBN
9784334741570
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贈る物語 Wonder すこしふしぎの驚きをあなたに (光文社文庫) / 感想・レビュー

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澤水月

人脈や書かれるものから意外な気がしますが、全ての今の平山夢明ファンが足を向け寝られないのが瀬名秀明先生。ブレイク前の02年、SFアンソロを「少し不思議」と解釈、平山時代もの傑作・頭医者首里ものの幕開け「托卵」(ここ以外書籍未収録)を選んでくださった!当時はホラー極北、ゲテ枠に置かれ玄人好み扱いされていたのを瀬名先生のお陰で中央文壇も気づき推理作家文学賞からこのミス一位へ。この本なかったら…乱歩・鏡地獄や山川方夫・夏の葬列など古典でも凄い怖い掌編だらけで劇お勧め。今は文庫にもなってるようですしぜひ

2016/11/17

eirianda

読トモさんオススメで読了。平山夢明『托卵』が濃厚。時代ものもホラー風だと俄然面白く、予定調和の人情時代ものよりずっと好き。色々不思議な短編読んで、私のエンタメ本の好みは「狂ったホラー」なのだと再確認しました。『鏡地獄』『ニュースおじさん』も面白かった。クラークは最後まで読んで、ナルホド巨匠だと。SFの異星人×地球人って結局異人種交流な訳で、移民問題多い国を思うと今読んでも深刻。

2016/11/29

かみしの

『パラサイト・イヴ』の瀬名さんによる、SF(すこしふしぎ)短編の選集。第1、2、4章のチョイスはなかなか好みでした。『夏の葬列』は何度読んでも傑作です。これが教科書に載っていたなんて、うらやましい。合間合間の解説は、最後に回したほうが読みやすいのではないかと思います。

2012/03/11

Tetchy

短編集というと、小説に限った物を想像するが、本書に収められた話は実に様々。勿論小説は中心なのだが、エッセイ風作品もあり、マンガもあり、ちょっと変わった映画評論も収められている。ただ選者としての瀬名氏は少々出しゃばりすぎだと思う。各章で作品を選んだ理由とそれに纏わる彼自身の思い出、そしてちょっととした粗筋が紹介されている。私は何の予備知識もなく読むことを好むので、正直このサービスは過剰だと思った。選者はあまりずけずけと表舞台に出ず、傍らで一言、気の利いた台詞で紹介するに留めてもらう方が洒落ていていい。

2010/04/22

selva

四半世紀ぶりくらいに読んだフィニィ「愛の手紙」に鳥肌炸裂。大庭惑「ニュースおじさん」はスピルバーグ「激突!」を思い出しつつ、読者が読み進める中で想定してきたであろう真相の推理を一瞬でひっくり返す見事さ。初めて読む平山夢明はいろいろ嫌な感じの光景が満載で素晴らしく嫌な感じ。他のも読んでみたい。

2020/03/14

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