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家守 (光文社文庫)

家守 (光文社文庫)

家守 (光文社文庫)

作家
歌野晶午
出版社
光文社
発売日
2007-01-11
ISBN
9784334741792
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家守 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

家をテーマにした短編集。鄙・転居先不明なんかがイイ。

2013/09/01

momi

ふふっ…ブラックですねぇ〜!この黒い感じ好きです!!五つのブラックユーモアミステリー!「家」をテーマにした短編集なのですが、話が濃厚なので短さを感じさせない楽しさがありました。表題作「家守」の殺害トリックと「鄙」の死体運びの方法には、それはないでしょ〜って思いながらプッとふきだしてしまいました…。それでもよくできた話なので、面白かったです!!この作家さんの他の作品もどんどん読んでいく予定です!!

2013/08/02

えっくん

★★★★☆密室殺人など「家」を舞台にした5つのミステリー短編。トリックや時代背景などは古典的なイメージがありますが、時折り、過去の出来事や幻想が入り交じり、読み手側にオヤッと思わせるような変調もあり、ストーリー展開にアクセントをもたらす描写テクニックは流石です。どの作品も読み応えのあるボリューム感ですが、ラストの思わぬどんでん返しも美味しいおまけ付です。お気に入りは、かくれんぼをして遊んでいた彫刻師の家で行方不明になった友達の謎を描いた「人形師の家で」で、不気味感が秀逸です。

2017/11/17

ミユ

5つの短編が収録されていて、どれも「家」をテーマにしている。短編とはいえ、どれも読みごたえは十分で人間模様もそれぞれ濃密。「人形師の家で」と「鄙」が好き。特に「鄙」の時代背景、人里離れた集落で起きるミステリーという舞台はツボ。個人的には最後に収録されている「転居先不明」が一番歌野さんらしい気もした。夫婦が越してきた家で過去に起きた凄惨な事件、その事件がまた怖い!

2014/10/13

Zann

★★★★★自分で造った人形に恋をして、命を吹き込んでもらうギリシャ神話のピグマリオン。ギリシャ神話を信じて愛する人を我が手で創り出そうとする一人の男。交通事故での入院中に母が父を殺してしまった男の幼い頃の回想。一見何の関係もない様な話が折り重なり、紡ぎだされた真実とは?一作目【人形師の家で】粗筋。家をモチーフにした短編集なのだが、全てに驚かされた。真相が斜め上どころか真後ろからやってくる。できれば全ての話に全部レビュー書きたいぐらい。長編ではなく、あえてこの長さなのも良かったのかもしれない。(30)

2021/04/17

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