相剋の渦 勘定吟味役異聞(四) (光文社文庫)
相剋の渦 勘定吟味役異聞(四) (光文社文庫) / 感想・レビュー
佐々陽太朗(K.Tsubota)
勘定吟味役・水城聡四郎、いよいよ御三家紀州藩主・徳川吉宗と相見える。家継、吉宗、新井白石、間部詮房と登場人物が歴史上有名な実在人物だけにある程度の予備知識がある。それだけに上田秀人氏が七代将軍・家継から八代将軍・吉宗への継承をどのように描くのかが楽しみ。本書ではやはり間部詮房が家継の生母・月光院とできていたとの説を採っている。史実はどうあれ小説的にはその方が面白いのだろう。そのあたりにあまり興味はないが、ヒロイン紅と主人公聡四郎の微笑ましい関係がこれからどのように進展していくのかは気になるところ。
2016/04/30
とし
勘定吟味役異聞「相剋の渦」4巻。間部越前守、新井白石、柳沢吉保、それに長崎奉行座を巡る暗闘、聡四朗の師入江無手斎の宿敵浅山鬼伝斎の登場さらには徳川吉宗登場、裏で上手く立ち回る紀伊国屋文左衛門、だんだんと込み入ってきますね。
2019/08/30
ジュール リブレ
4巻目。六郷の渡しでの吉宗との出会い。次巻に続く。
2015/11/07
harhy
時の権力者同士の腹の探り合いが続く。そこに徳川吉宗が加わってくる展開へ。今いち裏が読めない聡四郎だが、師と共に凄腕のライバルに狙われ、どのように乗り切るのだろう。
2013/10/14
jinya tate
幼い将軍を押し立てるもの、次の将軍を狙うものがいる乱れて話は進む。終盤、吉宗を襲った元尾州藩士と切り合う。そしてその場に吉宗が現れる。
2023/10/12
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