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秀頼、西へ (光文社文庫 お 35-2 光文社時代小説文庫)

秀頼、西へ (光文社文庫 お 35-2 光文社時代小説文庫)

秀頼、西へ (光文社文庫 お 35-2 光文社時代小説文庫)

作家
岡田秀文
出版社
光文社
発売日
2007-03-01
ISBN
9784334742102
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秀頼、西へ (光文社文庫 お 35-2 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー

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しろ

☆6 歴史ミステリ。といってもいわゆる歴史ミステリというよりは、歴史ものを舞台にしたサスペンスミステリというイメージ。あいつが裏切ったりそいつが寝返ったり、が面白かったけど、一番は家康の本当の狙いが良かった。

2016/06/26

茶幸才斎

人生最後の戦を前に、徳川家康の脳裡で大胆かつ遠大な謀略が形を成す。家康は股肱の本田正純と謀り、豊臣秀頼の身辺に間者として平山長十郎を送り込み、また豊臣家を離反した片桐且元に密命を課す。一方、大坂方の真田幸村と大野治長のもとを、謎の使者が訪れ告げる。薩摩島津家は、秀頼公を受け入れる用意がある。慶長二十年、夏の陣の大坂落城のさなか、豊臣秀頼は、幸村の嫡男真田大介、侍女の茜、そして平山長十郎らとともに城を脱し、一路薩摩を目指す。偉い人が野心や自尊のために半ばゲーム感覚で行う謀略で、人がたくさん死ぬのは堪らない。

2023/02/12

yoi

サルと言われた太閤秀吉の子ながら、見上げるほどの体躯を持った豊臣秀頼。その将としての大器の目覚めを、最も恐れたのは家康だった。執拗に迫り来る家康の追っ手を秀頼や、それに付き従う真田大輔らはかいくぐり、生き延びることができるのか?手に汗握る500ページが続く。

2008/06/01

ゾロりん

読みごたえがあって面白かった。今こそ書こう、岡田秀文にハズレなし。

2015/04/23

暁人

大阪夏の陣で、秀頼は密かに城を抜け出し、薩摩を目指す、という物語。▼てっきり、迫り来る徳川の追っ手を倒しながら西へと向かう秀頼一行、という『ジョジョの奇妙な冒険 第三部』的なものを想像していたが、実際は権謀術数渦巻くミステリーっぽい内容だった。期待とは違ったが、これはこれで面白かった。▼ ストーリーはよく練られていたため、長い話ではあるがだれずにイッキ読み。

2014/01/20

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