素敵 (光文社文庫 た 35-1)
素敵 (光文社文庫 た 35-1) / 感想・レビュー
深沢商店
表題作を含む短編集。大道さんの作品はどれも女性の登場人物が印象的。設定上ちょっと弱そうな女性でも、やっぱりどこかしら力強くてずるがしこくてたくましい。どの作品も福岡の方言で溢れていて、そういった強い女性たちとあいまって、九州の臭いが充満しているような本でした。
2013/10/25
ゆっ
5つの短編集。全体的には私の知ってる大道さんよりソフトな印象を受けた。なんてことない日常生活をなんとなく書いているのに、何故か物語になっているんだよな。
2014/11/04
なしかれー
日常生活を描く短篇。日常だけどそれは大切な一瞬で、その積み重ねがまさに人生となる。…博多弁なのかな。耳慣れず若干苦労。
2008/11/08
マサチューセッツ。りん
やっぱり大道珠貴の本はおもしろいな~主人公がいつもねじれ曲がってるとこが好き
2011/04/10
CEJZ_
1P16行。「しょっぱいドライブ」で芥川賞受賞でおなじみ、大道珠貴の短編集。大道珠貴という文字をタテに見ると、左右対称のようで対称ではない。前から一度読んでみたいと思っていた作家だった。福岡コトバの読解に少し苦労するが、わりと平仮名が多めで読みやすい。なるほど、サザエさんみたいだな。オチと深みがあるのかないのかわからない、稀有な読書体験。困ったことに解説はない。10年以上前、小説宝石に掲載されたもの。またこの作家の小説を読んでみたいと思った。
2015/12/18
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