ムーンライト・ラブコール (光文社文庫 か 37-5)
ムーンライト・ラブコール (光文社文庫 か 37-5) / 感想・レビュー
Walhalla
どれもSF系ばかりを集めた、全8話の短編集でした。 私は「ヴェールマンの末裔たち」のお話しが一番良かったです。 ちなみに、「ヴェールマン」というのはO・ヘンリの「最後の一葉」に登場する画家のお名前だそうですね。少女に生きる希望を与えるために、煉瓦の壁に蔦の最後の一葉を描いたヴェールマンよろしく、ハートウォーミングなお話しでほっこりしました。
2017/01/27
はじめさん
SF短編集。見つめあう男女の登場する甘いのが多め。表題作は大学で出会い、つきあっていたカップル。男が月に赴任し、女に上司から見合いの話が来た。すぐに帰ってきて欲しい女心に、男は次の満月を待てと。月満ちて夜空に浮かぶーー。/ 私も含めての話だけど、SF(さらに言えば小説全般)を好む男性というのはモジモジしたタイプが多いのではないでしょうか。開拓惑星で130光年向こうの地球、1日3分だけの定期報告で映像会話でにる通信士女性に恋した内向的青年を描く「ファース・オブ・フローズン・ピクルス」がヒット。超遠距離片想。
2017/05/13
りこ
どれも読後感が良く、少し切ない話もありましたが、ほっこりした気持ちになれる作品ばかりでした。特に「アニヴァーサリー」が好きでした。ちなみに私は「いるって証拠はないけど、逆に考えればいないって証拠もないわけで、もしかしたら私が見たことないだけで…」と思ってる夢見がちな大人です(笑)
2014/03/13
ホレイシア
悪くはない。悪くはないのだが、どれもどこかで読んだような話である。特に表題作、竹宮恵子氏の「私を月まで連れてって」のおヤエさんとブライトのエピソードに感動してしまった後だとねえ…。やっぱりこれは中・高校生のときに読む作家だ。まだ比べてしまう作品が少ないうちに。幾ら安かったとはいえ、まとめ買いはいけませんね、反省。
2009/03/09
あぶらや
いつもながら心があたたかくなるファンタジー集。特に「1967空間」は良かった。
2018/03/16
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