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アマバルの自然誌: 沖縄の田舎で暮らす (光文社文庫 い 38-2)

アマバルの自然誌: 沖縄の田舎で暮らす (光文社文庫 い 38-2)

アマバルの自然誌: 沖縄の田舎で暮らす (光文社文庫 い 38-2)

作家
池澤夏樹
出版社
光文社
発売日
2007-06-01
ISBN
9784334742638
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アマバルの自然誌: 沖縄の田舎で暮らす (光文社文庫 い 38-2) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

池澤夏樹氏が1998年の暮れから2004年の夏までを暮らした沖縄の知念村(雑誌に連載していたために、この地をアマバルと呼んでいた)での自然観察誌。この地は自然が豊かであるといえばそうだが、村の前の海はもはや砂漠状態でもあるらしい。それでも沖縄や南西諸島でしか観察できない動植物や昆虫の類も多い。著者自身の写真も随所に収められているが、なによりもこの地にいてこその思索が池澤らしいところであり、本書の眼目だ。ハブさえいなければ(やはりこれがけっこういるようだ)、私もいっそ居を移したいところだが。

2017/11/02

KAZOO

池澤さんが約5年半にわたって沖縄の知念村という東海岸で過ごした時の自然にかかわる話が様々な写真とともに掲載されています。このような話を読むと自分も行きたいという気になりますが、自然に興味がかなりないとすぐ飽きてしまいそうです。やはり人の話を読んだり聞いていたりする方がいいのでしょうね。

2017/07/23

翔亀

【沖縄20】池澤夏樹さんは、最近は少しご無沙汰しているが愛読している作家の一人だ。彼の「母なる自然のおっぱい」などは私を"自然"に目覚めさせてくれた。その自然観は現代人としての普通の健全さを、決して声高にではなくさりげなく示してくれる貴重な存在だ。その池澤さんが、沖縄の田舎に住んで自然誌を書いていたのに気づき飛びついた。沖縄本島南部の知念の海の見える村に家を建てて5年半住んだ自然誌だ。期待するではないか。しかし、当初の期待は裏切られた。最初の方は、イソヒヨドリが家に遊びに来て、セッカを見かけて楽し↓

2021/11/09

スプリント

沖縄の自然観察記録です。 人々との生活よりも鳥や動物、植物にフォーカスしているので大きな驚きやエピソードはありませんが読んでいて癒やされます。

2018/11/18

マーム

購入してしばらく積ん読状態だったものを、沖縄旅行に持参して読了。今回、あまり沖縄の自然に触れることはできなかったけれど、海の美しさには感激。そんな沖縄においても、人に手によって自然は失われつつあるという氏の指摘には心が痛んだ。

2010/07/21

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