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龍臥亭幻想(下) (光文社文庫)

龍臥亭幻想(下) (光文社文庫)

龍臥亭幻想(下) (光文社文庫)

作家
島田荘司
出版社
光文社
発売日
2007-10-11
ISBN
9784334743185
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龍臥亭幻想(下) (光文社文庫) / 感想・レビュー

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NADIA

なるほど。面白かった。思った通りかなり強引な展開だが、これが島荘だと思えば許容範囲内だ(笑) 山村、昔ながらの因習、復讐の伝説、猟奇殺人、人間消失、生首・首無死体、双子の老人といったヨコミゾ的キーワードと、どろどろした雰囲気が好みの方にはぜひともお勧めしたい。伏線回収が絶妙なスタイリッシュな作風がお好きという方は「ああ、昔はこんな感じの推理小説読んだよね」と懐かしく感じられるかもしれない。オマケに御手洗(電話だけだが)と吉敷という島田荘司二大スター(?)の共演もあり、オールスター感も味わえる。

2022/03/01

Tetchy

本作の目玉と云えば、やはり島田荘司2大シリーズの主役、御手洗と吉敷のコラボレーションだ。この趣向は両シリーズを読み通して来た者にとって、なんとも感慨深い、心憎い演出である。『涙流れるまま』以降、吉敷と通子のその後をこんな形で知らせてくれるとは思わなかった。これこそ一級のファンサービスだろう。両者のファンの中にはこのコラボレーションに物足りなさを感じる者もいるだろう。しかし、私はもうこれだけで十分だ。強烈な個性の2人が一所に集まるよりも、石岡という緩衝材を間に介する必要があった方がいいと感じた。

2010/01/11

やっちゃん

溜めるなあ。終盤まで何一つ解決していない状況に期待感が高まる。突然現れた刑事は別シリーズからなのか。彼でも御手洗でもなくまさかの本人自白の真相解決。いつもの力技ゴリ押し理論ではあったが島田荘司を存分に楽しめた。

2023/02/12

勇波

「幻想」というか名に相応しい島田作品らしい物語でした。この物語の主人公は御手洗でも吉敷でも石岡くんでもない気がします。あくまで森孝さんが主役です。久々に味わうなんとも言えない読後感でやっぱり島田作品はいいなと強く思える作品でした★

2021/02/11

シルビー

読んでからしばらく時間が経っているのでちょっと曖昧です。今作は田舎?の悪しき習慣と伝承を上手く利用した事件でした。それよりも今回は島田氏が生み出した二人の探偵が活躍し、石岡君も成長を見せてくれるのが見どころではないかと思いました。

2018/10/08

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