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彼女について知ることのすべて (光文社文庫)

彼女について知ることのすべて (光文社文庫)

彼女について知ることのすべて (光文社文庫)

作家
佐藤正午
出版社
光文社
発売日
2007-11-08
ISBN
9784334743345
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彼女について知ることのすべて (光文社文庫) / 感想・レビュー

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巨峰

小学校の教師である主人公が、どうして婚約者じゃなくて遠沢めいに惹かれるのかがよくわからなかった。決断をしているようでなにもしていない気がする。ところで、この主人公は独身の家にかって教え子だった女子高校生を下宿させるのですが、それは今はないよなぁと思ってしまう。当時は今よりも教師が信頼されていたのかなぁ。

2018/10/05

ぐうぐう

主人公である「わたし」が、八年前の出来事を振り返る形で『彼女について知ることのすべて』は始まる。しかし、事はそう単純ではない。なぜなら「記憶は無数の泡のようなものだ。記憶のそばには必ず幾つもの記憶が、時間的なずれさえ含んだ記憶の群れがひしめいている。肝心な記憶のまわりを些細な記憶が取り囲み、いつか混じり合ってどこが中心なのかもわからなくなる。人は覚えていたいことだけを覚えているわけにはいかない」からだ。主人公の行きつ戻りつする記憶に、読者は翻弄されながらストーリーを追わざるを得ない。(つづく)

2017/07/12

ソラ

文章の雰囲気は好きだし、話としても引き込まれるところがあったのだが、主人公の男の思考が自己中心的すぎてまったく感情移入できず、何度も読もうとはちょっと思えないかな…。

2022/03/13

majimakira

人を殺しに車を走らせる1984年の夏。そこで起こったひとつの事件を徐々に形づくる、冬・春・夏そして秋の季節の中に語られる事実と、それぞれの女性との距離と、いくつかの決断と、そしてまたいくつかの、事情が違っていたかもしれない別の時間や人生への想い。主人公の隣にいつもいながらも、読みながら自分がどの時点にいて、彼のどんな想いを感じ取っているのか迷うような、佐藤正午氏の巧みな物語りに翻弄される心地良さ。この、自分の拙い筆舌に尽くし難いほどの魅力を、見事に言い表されている池上冬樹氏の解説の筆致にも唸らされた。

2020/08/15

choco

ダメ男の公務員にイライラする。

2015/01/28

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