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すべての美人は名探偵である (光文社文庫 く 10-6)

すべての美人は名探偵である (光文社文庫 く 10-6)

すべての美人は名探偵である (光文社文庫 く 10-6)

作家
鯨統一郎
出版社
光文社
発売日
2007-12-06
ISBN
9784334743482
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すべての美人は名探偵である (光文社文庫 く 10-6) / 感想・レビュー

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セウテス

歴女学者探偵の事件簿シリーズ第0弾。勝手に0と付けたが、早乙女静香、桜川東子のシリーズ探偵に、静香のライバル翁ひとみの3人が初めて出会う物語。徳川家の秘密に関する古文書を巡り、殺人事件に巻き込まれる静香。古文書を探し当てれば、犯人に辿り着くという考えから、3人の美女が協力しあう。歴史ミステリとしては、江戸童歌「ずいずいずっころばし」の解釈のあれこれが中々興味深い。殺人の犯人探しは早めに解るので、謎解きとしては何重にも張り巡らされたアリバイ崩しとなる。どちらかと言えば気楽に、3人の美人を楽しむつもりが良い。

2018/12/28

ちょこまーぶる

面白く読み進めることができた一冊でした。古文書と新興宗教とミスコンを絡めた変な組み合わせな話ですが、それが絡み合ってページを捲るスピードが速かったですね。ミステリーの謎解きも初心者の方でも楽しめる感じで、気軽に楽しめる内容なんじゃないかとも思います。主人公の歴史学者の先生の強気な性格が良いですよね。そして、登場人物のキャラクター設定が改めて大切な事なんだと認識するぐらいのキャラで楽しめました。で、「ずいずいずっころばし」の歌詞に隠された史実って本当の事なんですかね?と問いたくなる読後でした。

2022/07/24

はらぺこ

コメディー歴史ミステリー。 『邪馬台国はどこですか?』の早乙女静香と『九つの殺人メルヘン』の桜川東子が競演。『タイムスリップシリーズ』の三須七海も少しだけ登場。  『九つの殺人メルヘン』の「なんだか表にねずみの鳴き声が聞こえたぜ」っていうマスターのセリフがグリム童話の原型になった昔話のおしまいの言葉って事が分かったので良かった。

2015/05/17

coco夏ko10角

アルキ女メデスのシリーズを読んで「ミスコンの話読んでないぞ?」となりこちらへ。静香と東子、あの翁ひとみの三人の出会い。沖縄旅行、古文書探しや殺人事件、ミスコンなど。東子メインので未読がいくつもあるからそのうち。あとこれにも高島軽視が登場したけど、著者作品で一番登場作品数が多いのってもしかしてこの人?静香の方が多いかな?

2019/02/13

ぜんこう

「邪馬台国はどこですか?」などで早乙女静香を知って「邪馬台国殺人紀行」などで彼女に加えて桜川東子、翁めぐみを知り、そして逆行して(?)本書を知りました。解説に書かれてるように複数の美女に目移りして僕も「風大左エ門状態」(笑) 古文書や童歌などの歴史ミステリーにアリバイ崩し(←ちょっと強引に感じたけど)にミスコンだの宗教だの盛沢山。 鯨さんの歴史ミステリーええわ~・・・というより早乙女静香ええわ~、でしょうかね(^^;)

2019/06/08

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