ひとにぎりの異形 異形コレクション (光文社文庫 い 31-26 異形コレクション 39)
ひとにぎりの異形 異形コレクション (光文社文庫 い 31-26 異形コレクション 39) / 感想・レビュー
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
その分厚さに辟易することなかれ。異玉のショートショート集にあらゆる世界観が凝縮されており、綱渡りの如く次から次へとお話を楽しめる。隙間時間に気軽に読めるのが良い。ショートショートだからといって、侮ることなかれ。幾多の凄まじい世界観を見せつけられたのだから。中でも印象的だったのは、「カタミタケ汁」(恐ろし過ぎる・・・!)「誰そ」(犯人は、秘書の「ル」と推理。答え合わせをしたい)「どこかのー」(ある種のデスノート的)。他にも、引き込まれた作品が結構あった。こんだけ読んだら、自分でもなんか書きたくなってくるな。
2017/07/03
ミロリ
ショートショート81篇。一コマ漫画7篇。異形はホラーではないことが分かった。読み応えは十二分。『だるまさんがころんだ』『嘘三百日記~Scarlet Diary~』『カラス書房』シンプルに分かりやすい話が好み。
2014/11/13
山猫
矢崎存美さん目当てで借りてきて、矢崎さんと篠田真由美さんのみ読みました。篠田さんのは俺には残念ながら消化不良。矢崎さんの方は「繕い屋」の原型を見たような気になります。登場人物の口調は「ぶたぶた」っぽいんですが、内容は中々重い作品でした。矢崎さんにとっては意欲作だったようですが、ぶたぶたファンの方は読まない方がいいかもしれません。
2018/03/29
roku7777
全部で81人(+一コマ漫画7人)のショートショート大展覧会。まあ題名でもピンとくるように井上の星新一トリビュートである(あとがきにも書いてある)。81作もあるから玉石混合なんだけど、それでも毎回おいしく楽しくいただきました。僕の中ではかんべむさしの作品がなんとも懐かしくてよかった。それにつけても読み続けてあらためて思うのは星新一の偉大さよ。
2020/06/23
しずかな午後
飛鳥部勝則「とりつく」のみ読了。全編ショートショートの本書において、ショートショートを依頼された作家というメタ設定を持ってくる。まずまず。ただ、天井から垂れ下がってくる幽霊の描写の細かやさはさすが。
2023/03/17
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