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極点飛行 (光文社文庫)

極点飛行 (光文社文庫)

極点飛行 (光文社文庫)

作家
笹本稜平
出版社
光文社
発売日
2008-02-07
ISBN
9784334743765
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極点飛行 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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大阪魂

山岳小説の笹本さん、これは南極舞台の冒険小説!南極の地理とかぜんぜん知らんかったけどこの本で南米との距離感も含めてむちゃ勉強なった!主人公は元ジャンボ操縦士で今は南極飛行で稼いでる桐村彬。腕見込まれて南極に新基地開発しよーとするアイスマンに雇われ、アイスマンの姪・ナオミに惹かれる一方、その基地にまつわる金塊の謎巡っての不穏な動きに巻き込まれ…後半は南米の裏社会とかナチスの残党がこれでもかってでてきてナオミの誘拐はじめ大ピンチの連続!最後まで息つく暇ない感じで面白かった!護衛のエスさん強すぎ!でも彬甘すぎー

2024/03/03

donboo

元南極観測隊員の端くれとしては読まなければいけない本として登録。極寒の大陸に金鉱脈やらメタンハイドレートやら宝が眠っていているという。南極条約により領土主張が出来ない現在、やがて訪れるであろう条約解消による主権争いが水面下で始まっている。なかなか興味深いストーリー展開に満足でした。南極は北極とは違い大陸なんです。岩盤の地表に約3000メートルの氷が堆積して今の地形になってるんです。世界で初めて日本隊が一本の氷のコアとして掘削に成功したんです。ストーリーとは関係ないけど豆知識として。

2017/01/23

HoneyBear

南極という極限の舞台を使った危機一髪ドンパチの連続で一気に読ませる。ナチスの残党とか、黄金伝説とか、CIAの謀略とかお馴染みの仕掛けが総出演して怪しさが否めないが、敢えてキーの登場人物をピノチェト独裁の支援者とし、当時の南米の時代状況をを混ぜることで物語として成立させているところが凄い。挿入された手記もそれ自体冒険譚として面白かった。登場人物がスーパーマンすぎるし、事がうまく運び過ぎるのだが、エンターテインメントを追求するとこうなるのだろう。

2014/08/05

詩界 -うたか-

#読了◆THE冒険小説。なんとあらすじを書いたらいいのか分からないくらい。

2020/06/05

カワセミ440

南極なんて行ったことないし、多分これからも行くことなんて絶対にないんだけど、でもちょっとだけその極寒さが想像できたかな。オーロラ南極で見たい。冒険活劇としても楽しめたかな。南極に金の鉱山が、なんて目の付け所がいいね。このところ笹本稜平月間なんだけど、山の、登山の物語から知った笹本さんだけど海洋活劇があったり、作品の幅が広いところが良くわかります。どういう人生を生きてきた人なんだろう?

2014/08/05

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