あんたのバラード (光文社文庫 し 23-3)
あんたのバラード (光文社文庫 し 23-3) / 感想・レビュー
emtb
懐かしの歌をモチーフにした短編集。どれも物悲しく寂しさが漂う。その後が気になる。なんとなくわかる歌も全くわからない歌もある。20年ほど前に書かれてその時点で懐かしの歌ならば、わからないのも当然か。はっきりわかるのは「いいわけ」だけ。高校の時、生活指導の先生が眉毛抜くな、つんくみたいにしとるやつ、生えんくなるぞ、と言っていたのを思い出した。あの細い眉は時代だなぁと思う。最後の「あんたのバラード」の純がつんくさんに重なった。つんくさんは幸せそうだけど。
2022/07/01
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