オイディプス症候群 (上) (光文社文庫 か 30-3)
オイディプス症候群 (上) (光文社文庫 か 30-3) / 感想・レビュー
yucchi
【クローズドサークル祭第七弾】事件が起こるまでが長い(*_*; ウイルスからギリシャ神話、恋愛観、果ては同性愛についての考察が延々と続く。第三回本格ミステリ大賞受賞作の今作を読む為に、矢吹駆シリーズを読んできてるけど、毎回薀蓄でお腹いっぱい。後半になってようやくクローズドサークルの緊張感が出てきたので、下巻は楽しみ。
2015/08/14
パット長月
壮大な展開を予想させる立ち上がりとその後の誠に余裕含みの展開のなか、なんと、まだほんの序盤というところで上巻が終わってしまった。果たして同じ分量で、収拾可能なのだろうか?ともあれ、下巻へ。
2022/12/29
ホームズ
事件が起きるまでが長いですね~。前半戦は前半戦で楽しめはするんですけどね(笑)後半、事件が起き始めてからの展開は良かった(笑)前に単行本で読んだ時はそれほど面白いとは思わなかったけど今回は引き込まれるな~(笑)
2011/05/20
ネムル
『哲学者の密室』を初めて読んだヘビーな体験から、随分と長く積んだままにしてしまったなあ。
2023/05/30
マヌヌ2号
『熾天使の夏』を読んですぐに読んだこともあって、まず本文の読みやすさにびっくりしましたね。サンプリング元が多岐に渡っていることもあって、ところどころ理解が追いつかない部分があったんですが、できる限り要素を追っていくだけでも十全に楽しめる作品でした。興味深かったのは、人間の関係性の三分類についての議論ですね。自分が未知の対象から〈見られる〉ことで生じる〈むきあい〉、共通の対象を第三者とともに見つめる〈ならびみ〉と、自身を見つめる〈わたしみ〉。ぼくはこのような区分を行うことを考えたこともなかったので……
2020/09/23
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