異館: 吉原裏同心 11 長編時代小説 (光文社文庫 さ 18-24 光文社時代小説文庫)
異館: 吉原裏同心 11 長編時代小説 (光文社文庫 さ 18-24 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
11巻になるとまだ吉原は依然と復興できない状態ですが、京都の大火の情報が入ってきます。京都島原から来た乗っ取り屋もしばらくは鳴りを潜めるのでしょう。江戸の民衆の生活などを描いている部分が多くなっています。また小さな事件などがいくつかあり、それが結構大きな陰謀につながって、朝鮮派の女剣士も出てきますが最後はお決まりの結果で安心して読んでいます。
2017/10/31
kinupon
益々冴えわたる剣です。今回は異国情緒が味わえたり、粋な御姐さんが出てきたりと、楽しめました。
2018/05/14
はにこ
再び吉原が狙われる。幹次郎はそんな輩の目の上のたんこぶ。幹次郎も命を狙われる。吉原のお得意様と花魁が殺されて宣戦布告される。今回も幹次郎と佐吉コンビの活躍が冴え渡る。異館は朝鮮の方だったのか!色んな設定が出てきて面白い。甚吉夫婦に息子が産まれた。甚吉よ、人頼みじゃなくてしっかりしろー。
2020/10/07
冴子
異館が何なのか、なかなかでてこない。しかし男装の殺人鬼が出てくると、一気に魅力が増す。兄の仇を狙うお千、吉原に食い込もうとする吉一、怪しい暗殺者。多くの登場人物が入り組んで、相変わらず幹次郎は強い。
2016/10/26
よむヨム@book
★★★☆☆ 星3つ 幹次郎達が吉原に戻ると、即新たな事件が起こる。 京の大火で移転してきた商人古一が、吉原乗っ取りを仕掛けてきた。 ここまで皆の信頼を勝ち取っているが、それに奢らず実直な幹次郎と聡明な汀女夫妻の立ち振舞いがこのシリーズの魅力の一つ。 次が気になり次へ次へと読ませる『佐伯マジック』に嵌まり込み中。
2022/09/08
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