ひかりをすくう (光文社文庫 は 27-1)
ひかりをすくう (光文社文庫 は 27-1) / 感想・レビュー
相田うえお
★★★☆☆17087 仕事を辞めた女性が都会を離れて彼氏と郊外に移り住むところから始まり、過去の話を織り交ぜながら進んでいきます。いやぁ〜彼女の彼氏が優しい人なんですよー。これなら彼女も安心して頼れると思うんですよ。そういえば中頃から捨てネコを飼いはじめるんですが、やっぱり猫好きだとこういう話は弱いですよね。1,2ヶ月くらいの子猫って一番かわいいころですからね。彼氏が作ったキャットタワーで子猫が遊ぶシーンなんて顔が緩んじゃいましたね〜。そうそう!ニャンコって紐を咥えて得意げになってるときってありますよね。
2017/09/01
のっち♬
パニック障害を患った智子は仕事を辞め、恋人と共に東京を離れて田舎暮らしを始める。ゆったりと過ぎる日常を彩るのはささやかで美味しい料理や周囲とのちょっとした交流。「逃げているだけなのかも」という葛藤は全力で走ってきたからこそ生じるのだろう。しかし、人生の「すばらしい瞬間」や「たくさんの可能性」、「両手に持てるだけのもの」を見出すためには、時に「汚れたことを切り離して」みることも必要だ。そして、「本来の意図や意味など気にせず、その見つけたものを大切にすればいい」—世間という川を渡るのに疲れた人に寄り添う一冊。
2021/03/12
佳蓮★道央民
★★★★★★★七つ星👏またいい本を読了してしまったε-(´∀`*)ホッ哲ちゃんがめっちゃ私の彼氏に似ていて、読んでて、うわぁ、めっちゃ彼氏に似てるわぁって思いながら読んでしまった!!またね、哲ちゃんが凄く智子に対して優しいのよ!私もパニック障害(PD)持ってるけど、智子もパニック障害を持っていて、あぁ、自分にも似てるなって思ってしまいました。なんか、人の優しさに触れたような物語でした✨これは皆にオススメしたいなぁ!!めっちゃ彼氏に会いたくなりました!!いい本だったなぁ✨子猫のマメも可愛かった!!
2022/08/07
ちょこまーぶる
ノンビリとした生活にホッとする一冊でした。パニック障害になり、仕事を辞めてパートナーと共に田舎暮らしをすることになった二人の話ですが、文面から伝わるゆっくりとした時間の流れや二人の会話そして美味しそうな料理が、心を解していく過程に付き合えたことに、読み進めながら自分の心もほぐしてくれているなぁ~感じることになりました。そして、主人公の女性の生き方を認めてくれている実家の姉、登校拒否をしている家庭教師の教え子、猫タワー登りを頑張っているマメと共の生活がこの後も続いてほしいなと願っています。
2023/06/26
パフちゃん@かのん変更
以前、単行本で読んだんだった。題名に記憶がなくて読んでみて思い出した。グラフィックデザイナーの智子、才能もあるのに忙しさからかパニック障害に陥ってしまう。智子を支える恋人の哲ちゃん。育ちも良く優秀な人なのに、前妻との離婚で傷つき下請け会社に。智子を支えるために主夫になってしまうが、その後智子が退職しても働き出さないのはなぜ。智子と結婚もしないのはなぜ。やはり前妻との離婚が尾を引いているのかな。でも二人が幸せそうでいい。
2013/09/06
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