ぼくだけの☆アイドル (光文社文庫 し 31-4)
ぼくだけの☆アイドル (光文社文庫 し 31-4) / 感想・レビュー
相田うえお
★★☆☆☆ 昆虫ショップのアルバイトをする妄想豊かなオタクの話。しかし、新堂先生の作品って両極端ですよね。ただ、これは白新堂じゃないし黒新堂じゃないし、まあ、黄色ってことでどうですか。こんなのも書くんだ〜って不思議といいますか困惑してしまいました。で、内容は、正直、主人公に拳骨したいと思ったこと数知れず、読んでてこれほどイライラする作品は逆の意味で凄いものだと感心しますよ。間違いなくあんた!いい加減にしなってツッコミたくなりますよ。あっ、最後のオチは予想できない展開で、そりゃね〜だろってなります。
2016/05/12
★グラスハート★
1.5 一応、白新堂でいいのかな?タイトルから想像できると思うけど、芸能人アイドルを恋人と思い込んでいる勘違い男あきおの話。もう、小説と言うより、嘘エッセイって感じの作品。
2021/10/30
いちじく兄さん
白でもない、黒でもない新堂冬樹のお遊び本。デブでどうしょうもない性格の虫ショップ定員の主人公。ただのファンなのにアイドルが自分と付き合ってると思い込んだり、お客さんが自分に気が合うと勝手に思い込んでカッコつけたり、自分が映画俳優だと思い込んで本気で演じたりとにかくバカなマンガ本で思わず笑ってしまう。新堂冬樹ってこんな本も書けるんだ。こいつバカじゃねーの!って笑った。最後に飛んだオチあり。
2017/04/05
yamakujira
昆虫ショップで働く27歳のあきおは、アイドルのみーちゅんと隠れて交際中なんて妄想にのめりこむ青年だ。いわゆるヲタクの気味悪さを体現したようなあきおが巻き起こす、いかにもありそうなあれこれが、おぞましいようでも笑うしかない。実在しそうな人物造形は、作者の想像力なのか、取材の賜物なのかはともかく、こんな男の存在はなんとか許せても近寄りたくないなぁ。救いのないラストも不憫に見えない。ただ、自分を飾って虚勢を張るあきおの一部は、自分の中にも棲んでいそうで、心の片隅がちくりと痛くなる。 (★★☆☆☆)
2018/01/03
ひつじ
はぁー!楽しかった! ところどころ笑った! まさに愛すべきデブ! どうしようもない主人公だけど憎めない
2017/07/07
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