ペダルの向こうへ (光文社文庫 い 45-1)
ペダルの向こうへ (光文社文庫 い 45-1) / 感想・レビュー
なつ
挫折と再生。許すこと、受け入れること。ご都合主義を感じないわけでもないけれど、許すことで、受け入れることで進むことができることもある。実際に旅に出なくても、誰かと出会い、感情を交わしあう事は、旅そのもので、成長する糧になるのかもしれない。
2015/10/24
ga-ko
父親が自分の息子を、事実と受け止められる大人とみるか、子供としてこれ以上心に負担をかけないようにするか。いろいろな考え方があると思うが、電話をかけてくる女性との関係を話す必要があったのかな。
2021/03/16
嘉江☆海★山♫
池永陽さん3冊目。いつも独特な読後感に浸る感じがする。ただこの本は、話しの内容などは良かったが、なぜだか薄い感じがして…感動して涙を流す場面も多かったのだが、隆くんが成長していくスピードや、父を許す過程までがスムーズすぎて…そこがなんとなくしっくりこなかったのが残念だった。障害を受け入れることも、最愛の母親の死も、父の愛人についても、中学一年生の男の子が受け入れていくことは、簡単なことではないと思う。でも、人間は弱いから、だから『旅』をして、人と触れ合って、行きていくんだろうな。
2015/10/13
べっちー
母の遺骨を生まれ故郷の宮古島まで自転車で運ぶ父と息子が出会う人々との交流を描いた8編のストーリー 8編ともどの話も終わりが中途半端でワジワジします。
2018/10/26
pen_pem004
初、池永陽氏の作品。 2回挫折して、3回目にしてようやく読了。
2016/05/14
感想・レビューをもっと見る