松本清張短編全集 11 (光文社文庫 ま 1-23)
松本清張短編全集 11 (光文社文庫 ま 1-23) / 感想・レビュー
Aya Murakami
10年以上前にどこかのリアル書店で購入した本。 探偵が提供する情報による共犯者がじわじわ主人公内堀彦介のもとに近づいていく様子が怖い。でも本当に怖いのは…? 探偵だけあって勘が鋭いですねぇ~。営業人は大変なのですね。先日も飛騨の牛乳屋がウチにやってきました。営業旅行は観光旅行とは違って楽しむ暇もないようです。 若干犯人視点の作品多めの短編集。
2024/03/08
KAZOO
昭和37(1963)年までの短編集の最後を飾るものです。8編すべてが現代ものです。「共犯者」など犯罪者の心理をうまくえがいているものが多く読み出がありました。解説などを読むとやはり清張は人の話しをよく聞いてわからないことは徹底的に調べられたようです。
2015/01/05
とろとろ
清張短編全集11巻。8つの短編から成る。前の10巻目では、明治の頃の大作家とも並び称されるかのように思えたが、この最終巻では出来具合いになんだか凸があったり凹があったり、推理というより謎解きだったり、読む側でもいろいろな戸惑いがあった。その戸惑いは、この後の長編作品に続く何かのとっかかりが、この短編作品の中で芽生えてきたからかもしれないと、自分勝手に解釈している。
2015/11/27
団塊シニア
清張文学の面白さは予想できない展開のストーリーにある。表題作「共犯者」は事業で成功した主人公が過去の犯罪の古傷をしる共犯者の存在に脅える姿を描いてる、他の作品も含め人間の本質を抽出した短編集です。
2012/08/03
桜もち 太郎
どの作品も緻密なトリックを駆使していた。
2014/04/11
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