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「横浜」をつくった男: 易聖・高島嘉右衛門の生涯 (光文社文庫 た 4-40)

「横浜」をつくった男: 易聖・高島嘉右衛門の生涯 (光文社文庫 た 4-40)

「横浜」をつくった男: 易聖・高島嘉右衛門の生涯 (光文社文庫 た 4-40)

作家
高木彬光
出版社
光文社
発売日
2009-09-08
ISBN
9784334746490
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「横浜」をつくった男: 易聖・高島嘉右衛門の生涯 (光文社文庫 た 4-40) / 感想・レビュー

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コージー

★★★☆☆明治に活躍した、実業家であり易断家である高島嘉右衛門。横浜の建築や鉄道開通などに寄与する。現在の高島町は、高島嘉右衛門の名前から付けられている。彼の易占は逸品で、当時の大物財界人も足しげく通ったほど。日清日露戦争の勝利の影役者とも言われている。財閥として名を馳せることもできたくらいの逸材だが、私欲よりも公益を先に考える、素晴らしい人物である。【印象的な言葉】人間ほんとうに命をかけ、至誠をもって事にあたれば、たいていのことは成就するものでございます。

2018/06/15

デビっちん

再読。相学を噛ったり、易の64卦を覚えてからの再読だったので、物語中に出てくる卦を含めて楽しむことができました。生まれついた宿命や今後どうなるかが大枠でもわかると、成功の確率が高まったり、対峙を避けることができたりして大人な行動をとることができます。占いを実施する前の場の整え方だったり、卦の解釈は参考にしたいと思いましたが、何度読んでも面白いストーリーです。易聖の生涯を中心に、横浜の発展や教科書に記載されている人物たちの裏側を覗いているような感覚を味わいました。

2017/03/14

めだか

当に波瀾万丈の人生を送った、高島嘉右衛門の立志伝。幕末に材木商の家に生まれた嘉右衛門が今なお横浜の地名にその名を残すまでの偉業を遂げるまでが書かれている。易聖と言われ「高島易断」をまとめた天才占い師であり、幕末から明治維新にかけて実業を以って当時小さな漁村だった横浜が日本有数の貿易港になっていく最中、日本初の鉄道(新橋⇔桜木町)開設時に海の埋め立て工事を行うなどの横浜の発展の礎を築いた。歴史的にあまり知られていないが、日本が近代国家へ歩み始めた明治の偉人ではないだろうか。⇒⇒続き

2010/12/31

デビっちん

再読。自分自身のことをここまで的確に占えるなんて凄すぎです。きっと天地とつながっていて、十分にそのエネルギーを得ているからでしょう。そうなるような目標や意識の向け方を今回読みとれたような気がしました。

2019/03/15

高島嘉右衛門は易聖、占いの人ではあるが、本来若い頃は実業家であった。入牢したりと波瀾万丈ともいえる生き様に感銘を受けた。伊藤博文とも親密な関係で、日清・日露戦争の戦況を占い勝利に導いたことは瞠目に値する。日本男子は一読すべき本と思う。

2014/09/04

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