逆髪: 土御門家・陰陽事件簿4 (光文社文庫 さ 16-18 光文社時代小説文庫)
逆髪: 土御門家・陰陽事件簿4 (光文社文庫 さ 16-18 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
キムチ
澤田さんの文章の力はその時代の絵巻物を眼前に眺めているようで・・ご自身も乗り移った感があるのを自覚しているような気すら感じる。しかし、陰陽の世界でも男は薄汚い・・って思うのは女故に??
2012/08/30
Koning
4つ目。平九郎がすっかり迂闊な弟分になってしまった感が何とも言えないというか(汗。業の深い事件が扱われてて読後感はすっきりしないんだけど(結末もねぇ)読んでしまっているんだからきっと面白いんだと思う(笑)
2013/12/20
ベルるるる
「起承転結」の「起承」部分ははっきりしてる。でも、「転結」部分はスッキリしないというか、省かれてる場合もある。それでも、次々と読んでるんだけど。短編だから読みやすいからかな。長編で、この終わり方だったら脱力してしまいそう。主役が平九郎か佐兵衛か。どちらも同じ活躍ぶり。
2015/05/22
いえのぶ
陰陽に関わる武士二人が中心となり、京の事件に関わる。捕り物帳とは異なり、謎を解くための調査に中心はない。事件は町人たちの廻りで起き、武士はあまり関与していない。短編6作から成る。終わり方はあまりすっきりしない。
2013/10/11
fern
相変わらず左兵衛さんの抜きん出た超人ぶりはちょっと(^^;)…だけど、メインは土御門サイドへ戻った感。辻占いたちと、町奉行所、総出で街と弱い人を守ってる感じがやっぱりイイ。辻斬り事件のとき、辻占いの人たちががんばって店を出して、人気の消えた夜の街が灯りで守られて、人々が安心する…とか、イイなあ。一般辻占いさんたちの顔ぶれも増えて来て面白い。人の良い地頭の侘助さんも、ルーキー孫七さんもいいキャラ。でもみんなして貧乏なので、もうちょっと暮らしがたつようにしてあげてー!とか、思ったり(笑)。
2010/08/15
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