夜行列車殺人事件: 長編推理小説 (光文社文庫 に 1-110 ミリオンセラー・シリーズ)
夜行列車殺人事件: 長編推理小説 (光文社文庫 に 1-110 ミリオンセラー・シリーズ) / 感想・レビュー
みっぴー
国鉄も大変だ…投書にまじって〝3時に爆破予告〟の脅迫状が届き、その直後『出雲』で鳥取に向かった男がなぜか青森駅で死んでいた。悪くない滑り出しです。脅迫状の犯人捜しや、絞りこみも中々的確でした。しかし毎度のことながら、犯人の動機が軽すぎます。これじゃあ「かっとなったから刺した」と同レベルで、四百ページ超のミステリの動機としては、お粗末。ラストにもう少し、犯人に焦点を当てて欲しかったです。
2016/11/14
緋莢
有栖川有栖『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』を読んだ影響で。四月吉日午前三時に夜行列車を爆破するという手紙が国鉄総裁宛に届きます。一方、恋人に見送られ、出雲に向かった男性が、何故か青森で殺されているのが発見されます。 しかも、その男性の腕時計のアラームは午前三時にセットされていて・・・途中で判明したあるトリックで、「ああ、これ覚えてる!」となりましたが、結末までは覚えていませんでした(続く
2018/11/04
くらげ@
(☆☆☆)十津川シリーズ、初読みです。トリック全くわかりません(笑)。きっと何か解決策あるよ、うん。といった感じでその辺りは流し読み。動機もイマイチ。。
2014/09/16
クリンクリン
ミリオンセラーシリーズ。東京や上野を起点に西へ北へとバリバリ寝台列車が走っていたときのお話。ブルートレインの人気も当時絶頂期だったと思われる。西村京太郎お得意のトラベルミステリーをふんだんに味わえる。寝台列車を標的にされた爆破予告、山陰旅行へ出掛けた青年の青森での不可解な死、そして時刻表トリック。勿体ぶらずに全て盛り込んだ作品。この頃の作品群は本当に面白い!氏の全盛期だったのではと思う。
2014/07/12
浅木原
まーた脅迫状が届く発端かよ! 何回目だよ! というのはさておき、鳥取に向かったはずの男が青森で死んでいたというツカミは悪くなく、それなりに楽しく読めるけど、だんだん無理が露呈してくる。夜行列車爆破計画の犯行動機のあまりのしょっぱさにも唖然とするけれど、鳥取→青森間の移動の時刻表トリックは因果関係がおかしい気がするし、結局犯人はそもそも国鉄に犯行予告状を出す必要は全く無かったのでは……という気がしてならない。動機がしょっぱいので終盤のサスペンスも盛り上がりきらず、ネタ先行で話に無理が生じた感しかしない。
2015/12/09
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