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春を嫌いになった理由 (光文社文庫 ほ 4-4)

春を嫌いになった理由 (光文社文庫 ほ 4-4)

春を嫌いになった理由 (光文社文庫 ほ 4-4)

作家
誉田哲也
出版社
光文社
発売日
2010-02-09
ISBN
9784334747237
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春を嫌いになった理由 (光文社文庫 ほ 4-4) / 感想・レビュー

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とも

初、誉田哲也。3つの視点から書かれるストーリーが最後にうまく繋がる辺りは面白いっちゃあ、面白いんやけど、軽い感じと重い感じの文体が交互に来て、そこにギャップを感じどっち側にも深く振れられへんかったな。密航者である林守敬側のストーリー展開や書かれ方の方が好きで、メインとなる瑞樹側の軽い書かれ方が最後まで馴染めず。でも、面白いっちゃあ、面白い一冊でした。

2016/05/19

のり

瑞希は、霊能力者の通訳の仕事を叔母の強制で嫌々ながら受けることに…オカルトに対するトラウマと違和感を抱えながら…一方で中国からの密航者達の別話も同時進行する。どう繋がっていくのかと期待も膨らんだ。TV生放送番組でのやり取りと、話の回収も流石。「月」の正体は?奴は一体何を探し求めていたのか?そして瑞希はこの先、力を開放し目覚めていくのだろうか…

2017/08/31

イアン

★★★★★★★☆☆☆誉田哲也初期のホラーサスペンス。テレビプロデューサーの叔母から半ば強制的にブラジル人霊能力者の通訳を命じられた瑞希だったが、予言通りの場所からミイラ化した男性の遺体が発見されてしまう。一方、中国人密入国者・守敬は姿無き殺人者に追われ…。霊能力は果たして本物なのかという疑問と共に、2つの物語がどこで交錯するのかと興味深く読んだ。初期作のためUSBの中身など詰めの甘さは見られるものの、残虐的な描写が生々しく、後に姫川シリーズやジウシリーズなどヒット作を連発する著者の才能の片鱗が垣間見えた。

2024/01/27

kera1019

完全に整いました… 先の見えない展開にグングン引き寄せられてアッと言う間に読み終えてました。トリックは使われてませんが構成もよくできてるし、文章の表現も惹きつけるものがあって誉田さんのロジックが光ってました。メチャ面白かったです。

2014/10/11

ゴンゾウ@新潮部

霊能者が登場するテレビの公開捜査と中国人の密入国者達の抗争が並行して進行する。どこで繋がるのか焦らされたが繋がってからは テンポよく進む。最後はすっきりして終わった。ホラー小説に分類されるべきなのだが霊能者や番組制作者たちのやりとりがコミカルで苦手な人も読むことができるのではないか。殺戮の描写は誉田さんらしく生々しい。

2018/08/26

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