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イッツ・オンリー・ロックンロール (光文社文庫 ひ 16-2)

イッツ・オンリー・ロックンロール (光文社文庫 ひ 16-2)

イッツ・オンリー・ロックンロール (光文社文庫 ひ 16-2)

作家
東山彰良
出版社
光文社
発売日
2010-02-09
ISBN
9784334747282
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イッツ・オンリー・ロックンロール (光文社文庫 ひ 16-2) / 感想・レビュー

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GAKU

たまたま図書館で目につき借りてみました。初期のぶっ飛んだ感じの東山さんの作品が好きだったので、こちらも面白かったです。この小説自体ビンビンにロックしてますね!売れないロックバンド”ロウマインズ”のメンバーの生き様がメチャクチャで、かっこ良くて、哀しいです。ロックが好きで作中に出て来るロックをよく聴いていた人達、若い頃多少なりともバンドに関わっていた人達なら、より共感し楽しめるのでは?主役のミチルがある事をきっかけにブルースに傾倒していく様も良かった。こういう作品私好きです!⇒

2017/06/14

ちょこまーぶる

読後は「面白かったなぁ~」な一冊でした。登場している人たちが皆ハチャメチャな生活をしているんですけど、ロックンロールしている人生を自分には絶対にできないから結構痺れたりします。一見自分勝手に生きているように感じるロッカーたちの言葉に、仲間を思いやる優しさなんてものを感じながら読み進めて、いつの間にか主人公のバンド「ロウ・マインド」の浮き沈みした歩みを共に歩んでいる気がしましたね。そして、作中のバンドにはモデルとなっているバンドがあるのかなぁ~と思ったりしました。シーナ&ロケットらしいバンドが登場したから。

2019/10/30

わっぱっぱ

東山さん万歳。彼の物語はおおよそ下品で破滅的で悲惨でイカれてるけど、本気の熱さがほとばしってる。欲望や嘘や狡さを隠さない潔さがある。愚も無様も曝け出す覚悟がある。だから気持ちが良い。進んでこうなりたいとは思わないけれど。 私たちはみんな光らない石だ。でも激しくぶつかり転がって、時には青いスパークを生む。それってダイヤよりLEDなんかよりうんと綺麗だと、尊いと、東山さんは思わせてくれるのだ。ロック万歳。

2017/05/24

鱒子

図書館本。いまや直木賞作家の東山彰良。ロックから離れられない中年バンドの話。この本のセリフの70%は博多弁で出来ています。作中にはいろいろな曲が出てきます。分からない曲はyoutubeで調べて聞きながら読書のBGMにしました。「ケニー・G」を論じた部分は爆笑でした(うん、同意)主人公のミチル、最後にどんなことをやらかしたのか良く分からないままなので、想像が膨らみます。それと、ジャンゴも典男もめっちゃいい奴やん!とても面白かったです。

2016/05/01

最後の羅針盤

ロックかロックじゃないか、なんてこだわるのはロックじゃない!・・・って、いつまでもこだわってる自分がいる。

2016/06/03

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