リインカーネイション: 恋愛輪廻 (光文社文庫 き 18-1)
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リインカーネイション: 恋愛輪廻 (光文社文庫 き 18-1) / 感想・レビュー
ももんが
★★★★☆表紙に惹かれたのと初めての作家さんだったので購入。四話の短編集でとても切なく澄んだ雰囲気の物語でした。他にはどんな作品があるんだろうと思ったら「金田一少年の事件簿」や「ブラッティマンデー」を書いた原作者だったので納得の作品でした。
2015/08/01
柊子
タイトルに惹かれて初読み。名前さえ知らない作家さんだったが、どれも良かった。漫画家の話はとても切ないし、クラス会の話も胸がきゅんとなる。他の作品も興味津津。ぜひ読んでみたい。ちなみに、ユーミンとは何も関係ナシ。タイトルが同じと言うだけで。
2015/09/28
ニゴディー
短編、恋愛という個人的にあまり好きではないジャンルではあるけどそれでもなかなか楽しめた。 文章自体は特に特徴のある感じではないし惹かれるものでもなかったけど、アイデアというかストーリー自体が凝りすぎてなく適度にひねりもあり良かった。 さすがだなと。 各話の余韻も悪くない。 4話目が特に良かったかな。 2話目も悪くないけど少し違ったものを想像してしまった。
2021/03/12
yamakujira
「逢いたかった人は、幸せじゃなかった」「愛していたことは、偽りじゃなかった」「愛し合ったのは、過ちじゃなかった」「巡り逢ったことは、偶然じゃなかった」の4編収録。死んでいた、犯罪者になっていた、難病に侵されたって、恋の行方はロクでもない話ばかりで悲しい話のはずなのに、登場人物に好感を持てないから響かない。失って初めて大切さに気がつくって3話に比べて、「巡り逢った~」は過去を見ながら未来志向の話で、過去世の使い方もおもしろかったけれど、しばらくするとふたりとも冷めそうだな。 (★★★☆☆)
2018/07/07
洋平
『金田一少年の事件簿』『ブラッディ・マンデイ』の漫画原作者、樹林伸さんの恋愛短編集。1話目と3話目が特に良かった。1話目は医者と結婚したセレブ女性が高校のクラス会に出て、かつての恋人と再会する話。シンプルだけど起承転結、感情の変化と短編の教科書のような作りでした。3話目は役者と漫画家を目指す若者の同棲の話。編集業界にいる著者の色が一番出ている作品だと思います。主人公とヒロインの実は…にはとても驚きです。若干叙述トリックも入っているような。残り時間が少ないと感じたとき、人は思いも寄らない力を発揮する――。
2012/06/03
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