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千の謎から: ザ・ベスト・オブ・ザ・ベスト (光文社文庫 さ 1-34)

千の謎から: ザ・ベスト・オブ・ザ・ベスト (光文社文庫 さ 1-34)

千の謎から: ザ・ベスト・オブ・ザ・ベスト (光文社文庫 さ 1-34)

作家
佐野洋
出版社
光文社
発売日
2010-03-01
ISBN
9784334747459
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千の謎から: ザ・ベスト・オブ・ザ・ベスト (光文社文庫 さ 1-34) / 感想・レビュー

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yumiDON

面白かったです。大体の話が男女の痴情のもつれがキーになっている短編集のせいか、他の方の感想が散々(笑)私は好きだけどな~と思うのはおじさん思考なのでろうか。「不運な旅館」「実験性教育」の皮肉な結末もいいが、「冷えた茶」の切れ味もよかった。「声の通路」「死者の電話」もよかった。

2016/02/03

ソルト佐藤

佐野洋が気になってきたの読んでみる。うーん、昭和(笑 というか、なんで、男も女も不倫ばかりしているですかね? 暇さえあれば情事にふける。やっぱり、文化だったの?(笑 プロット的にはとても洗練されていてヘンリー・スレッサーが書きそうなところもあったのだけれど、なんだろう、オシャレ感がまるでない(笑 本格ミステリー派としてとらえてもいいと思うけれど、都筑道夫とはちがってあまり復刊されないのはそれかなあ。

2024/10/30

はんげつ

気になっていた作家さん。ザ・ベスト・オブ・ザ・ベストの名に恥じない快作揃いで、本書から入門して正解だった。どれもシチュエーションの段階から凝っていて、この物語はどこへ行き着くのだろうという興味で読ませる力が強い。中でも「冷えた茶」がめっぽう凄いですね。男と女がお茶を挟んで対話するだけの、約30ページの話。この状況・文量の中で幾度も左へ右に読者を揺さぶる語りのうまさ、おおっ…と唸る着地点。素晴らしいとしか言えません。作者はこの形式を対決物と呼ぶそうで、対決物オンリーの作品集がぜひとも欲しい。

2019/06/12

しんこい

久々の佐野作品。浮気や妻殺しが動機になるのが多いという感じもしましたが、ヒネリは聞いている。冷えた茶、死者の電話が好み。過失致死の場合量刑がこんなに軽いとは知らなかったが、それだけで終わらないのが味噌。

2013/07/21

ナタデココ

図書館。あまり好きではないタイプのミステリ。ホワイダニットが雑すぎ。読みやすさと読みごたえのバランスは大変好みなんだけど。一番よかったのは『冷えた茶』。

2014/01/07

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