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憑依 (光文社文庫 い 31-33 異形コレクション 45)

憑依 (光文社文庫 い 31-33 異形コレクション 45)

憑依 (光文社文庫 い 31-33 異形コレクション 45)

作家
朝松健
出版社
光文社
発売日
2010-05-11
ISBN
9784334747848
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憑依 (光文社文庫 い 31-33 異形コレクション 45) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

再読。上質だなぁ、と。現在のSF界隈の先端にいる方々が書いていたりして、読み応えあり。 古参の作家さんが少し減ってしまったかな?

2020/06/20

アーちゃん

2010年5月発行。18の憑依譚は粒揃いの怖さ。古今東西の<憑依>について分かりやすい解説が嬉しい編者序文。印象的だったのは、人形を扱った三津田信三「ついてくるもの」、樹海の恐ろしさを描いた真藤順丈「餓え」、グロテスクの中に美しさも感じる黒史郎「ゴルゴネイオン」、風俗嬢を描いた岩井志麻子「憑依箱と嘘箱」、棺桶がラストまで離れない菊池信行「陽太の日記<抜萃>」。外れが少なく面白かった。

2024/01/04

カナン

残暑の熱を、ぺた、と冷えた手で凍らせてくれる異形シリーズ四十五冊目。人形という物の不気味さを前面に出した三津田信三「ついてくるもの」、京都ならではの怪異を絡めた入江敦彦「修羅霊」、キウィホラーと名付けられた、ニュージーランド舞台の陽気さを漂わせる田辺青蛙「首吊り屋敷」、禁断の罪を明かす平山夢明「箸魔」など安定して良質な作品が多い印象でしたが、中でも朝松健「生きてゐる風」が最後に鮮やかに全部持って行った。丁度午後の雷雨の中で読んだので没入感がとても美味。そして表紙がCGではなく陶器作品と知ってじわりと感動。

2020/08/23

眠る山猫屋

久し振りに『怖さ』を満喫できたかな。初期に比べあきらかに低調になっていたこのアンソロジー、転機になればいいな。 今回は全収録作品とも完成度は高い。個人的には朱雀門出『地蔵憑き』、三津田信三『ついてくるもの』、井上雅彦『抜粋された学級文集への注目解』がベスト3か。

2010/10/14

雪守

全部に怪しい雰囲気が出ていて良かったです。特にお気に入りは三篇。入江敦彦「修羅霊」、テ・鉄輪のシリーズをもっと読みたいです。田辺青蛙「首吊り屋敷」、不気味ながらもちょっと和やかな雰囲気が好きです。上田早夕里「眼神」、SFとホラーの調和が面白かったです。

2010/09/12

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