布石: 吉原裏同心 13 長編時代小説 (光文社文庫 さ 18-35 光文社時代小説文庫)
布石: 吉原裏同心 13 長編時代小説 (光文社文庫 さ 18-35 光文社時代小説文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
今回は札差の筆頭地位をめぐる権力闘争のような感じで、その背後にはもうなくなっている田沼意次の意向のようなものが見え隠れしています。この回では終わらずに次の巻に続くようです。主人公は吉原の大夫に惚れられて今後どのようなことになっていくのかも気になります。大夫がもとの自分の名前で出てくるのでやはり今後が目が離せない感じです。
2017/11/04
kinupon
今回は札差との絡みの中で事件が次々に起こります。次回が楽しみです。
2018/05/14
文庫フリーク@灯れ松明の火
他の佐伯さん主人公が達人・人格者になって行く中、薄墨太夫と汀女どのの間でうろたえる幹次郎が、下手な五七五と相まって好ましい。傀儡にせよ田沼意次クラスの大悪登場、悪党が強敵であればこそ面白いのが時代劇。その意味で鎖鎌の津留野素女、もったいないかも。初登場の時から魅力的な薄墨太夫。加門麻の部分増えることで、灯女どのが探索の必要に迫られ、お座敷に舞うような予感。やっと結ばれた苦労人のお芳と番方・仙右衛門。磐音で舞台を去った佐々木夫妻のようにならないこと祈るのみ。久々に次の巻が楽しみです。
2010/11/16
はにこ
前作で明らかになった、仙右衛門とお芳の恋。年増な割にウブな恋にニヤついてしまった。ほっこりしていたら、吉原会所は札差の争いに巻き込まれる。まだ請け負う前から牽制されまくりの面々。相変わらずの田沼派のしつこさ!しかも決着つかずに次に持ち越しとは。。早く次借りてこなくちゃ。。
2020/11/05
冴子
初めて巻頭に人物相関図がありました。今回は田沼一派の残党との本格的な戦いが始まって、to be continued。顔を隠した男が何者なのか、気になるなぁ。佐吉さん大活躍!
2016/11/15
感想・レビューをもっと見る